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多硫化カルシウム : ミニ英和和英辞書
多硫化カルシウム[た]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [た]
  1. (n,pref) multi- 
硫化 : [りゅうか]
  1. (n,vs) sulfuration 2. sulphuration
: [か]
 (suf) action of making something

多硫化カルシウム ( リダイレクト:多硫化物 ) : ウィキペディア日本語版
多硫化物[たりゅうかぶつ]
多硫化物(たりゅうかぶつ)は硫黄原子の鎖を含む化学物質の総称である。多硫化物と呼ばれるものでもっとも単純な化学種は Sn2− と表されるジアニオンである。無機化合物にも有機化合物にも存在する。一般式が R−Sn−R と表される有機多硫化物はポリスルフィド (polysulfide) とも呼ばれる。
== 多硫化物重合体 ==
多硫化物は Sn2− と表されると述べたが、商業的には多硫化物、あるいはポリスルフィドといえば通常いくつかの硫黄原子と炭化水素が交互に繫がった重合体の一群を指す。この重合体を構成する繰り返し単位の一般式は −x− で表され、n (≧ 2) は硫黄原子の数(または級)を示し、x は構成単位の繰り返しの回数を示している。硫黄原子が炭化水素鎖によってひとつずつ分断された状態で含まれている重合体、たとえばポリフェニレンスルフィド((C6H4S)n)は、重合体ではあるが多硫化物ではない。
多硫化物重合体は有機二ハロゲン化物と多硫化物イオンのアルカリ金属の間での重縮合反応によって合成される。
重縮合反応法において利用される二ハロゲン化物の種類は、ジクロロアルカン(例: 1,2-ジクロロエタン(ClCH2CH2Cl)、ビス(2-クロロエトキシ)メタン (ClCH2CH2OCH2OCH2CH2Cl)、1,3-ジクロロプロパン (ClCH2CH2CH2Cl))で、一方、アルカリ金属の多硫化物の中では、多硫化ナトリウム(Na2Sx)がもっともよく使われるものである。
:Cl−R−Cl + Na2Sn → (−R−Sn−)x
開環重合反応によって多硫化物重合体を合成することもできる。
多硫化物重合体は、石油、および多くの有機溶媒に不溶性であり、そのためにシーリング剤としてしばしば用いられる。それらのシーリング剤は道路舗装、自動車の窓ガラス、飛行機の機体の繋ぎ目を埋めるために用いられている。これらの部位へ多硫化物のシーリング剤を応用するもっとも大きな理由は水の侵入を防ぐことである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「多硫化物」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Polysulfide 」があります。




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