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多砲塔戦車 : ミニ英和和英辞書
多砲塔戦車[たほうとうせんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [た]
  1. (n,pref) multi- 
: [ほう]
  1. (n,n-suf) gun 2. cannon 
砲塔 : [ほうとう]
 (n) gun turret
: [とう]
  1. (n,n-suf) tower 2. pagoda 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦車 : [せんしゃ]
 【名詞】 1. tank (military vehicle) 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

多砲塔戦車 : ウィキペディア日本語版
多砲塔戦車[たほうとうせんしゃ]

多砲塔戦車(たほうとうせんしゃ)は、複数の砲塔を有する戦車である。第一次世界大戦から戦間期にかけて開発・軍への採用が行われた。



== 誕生と発達 ==
初めて戦車が各国から実戦投入された戦争は第一次世界大戦であった。ヨーロッパを縦断して大規模に行われた西部戦線のような塹壕戦において、塹壕突破兵器としてのニーズが生まれた。戦車の嚆矢はイギリスにおける陸上軍艦(Landship)構想であった。その結果生まれた世界最初の戦車:マーク I 戦車は、砲塔を2つ有する一種の多砲塔戦車であった。
しかし、1917年に登場したルノー FT-17 軽戦車が採用した、全周旋回可能な砲塔を車体上部に搭載する形状が効率的な戦車のレイアウトとして確立され、その後の多くの戦車がそれに倣うようになった。
第一次大戦が終結し戦間期に入っても、新時代の兵器として戦車の研究開発が続けられた。しかし戦術思想的には進歩はなく、相変わらず戦車は塹壕突破が主目的とされた。
イギリス軍参謀本部の構想に基づき、1925年ビッカース・アームストロング社によって製造されたA1E1 インディペンデント重戦車は、歩兵と共同せずに単独で塹壕線を打通することを目的に作られた戦車で、車体中央の主砲塔の回りに機銃塔4基を配置した合計5基の砲塔を持つ多砲塔戦車であった。
インディペンデント重戦車は各国で注目されたが、大型でコスト高となる多砲塔戦車は1929年世界恐慌による軍備予算縮小もあって装備化が進められることはなかった(製造されたのは軟鉄製試作車が1輌のみ)。しかし、ソ連ではインディペンデント重戦車を参考にしたT-28中戦車T-35重戦車などが量産されることになり、特にT-28の生産数は500輌を超えた。なお、ソ連はイギリスに対してインディペンデント重戦車の購入を打診していたが、断られてしまった。そのため、T-35は砲塔のレイアウトこそインディペンデントと類似しているが、その他の点についてはソ連がインディペンデントの外見だけを見て独自に組み上げた。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「多砲塔戦車」の詳細全文を読む




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