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因明入正理論(いんみょうにっしょうりろん、hetu-vidyaa-nyaaya-praveza-zaastra)は、インドの仏教論理学者である商羯羅主(zaGkara-svaamin)が著わした仏教論理学(因明)の入門書である。 この論書は、玄奘によって中国にもたらされ、唐の貞観21年(647年)8月6日、弘福寺で漢訳された。 本論は、陳那の因明正理門論を基礎としつつ、論理的誤謬をとりあげて「三十三過」として、詳しい説明が簡明になされている。 この論が翻訳されて後、中国において基によって『因明入正理論疏』(俗称:因明大疏)が出てから、大変多くの註釈が著わされた。その後、法相宗が日本に伝わると、本論および因明大疏も伝わり、さらに多くの註釈が加えられた。 さらに時代が下り、日本においては、講会の論式及び論義に際する論理的誤謬を指摘するために、本論で取り上げられた「三十三過」に注目が集まり、『因明三十三過本作法』という簡明な論書が出され、それに対する註釈、さらにその中の「四相違」に対する註釈が多く研究された。 == テキスト == *因明入正理論 大正大蔵経 vol.32 No.1630 *『因明入正理論』 国訳一切経 論集部一 林彦明訳 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「因明入正理論」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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