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古代ローマの奴隷 : ミニ英和和英辞書
古代ローマの奴隷[こだいろーま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふる]
 【名詞】 1. used 2. secondhand
古代 : [こだい]
  1. (adj-na,n-adv,n-t) ancient times 
: [よ, しろ]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [やつ, やっこ]
 【名詞】 1. (vulg) fellow 2. guy 3. chap 
奴隷 : [どれい]
 【名詞】 1. slave 2. servant 

古代ローマの奴隷 : ウィキペディア日本語版
古代ローマの奴隷[こだいろーま]
古代ローマ社会において奴隷は社会・経済分野で重要な役割を担っていた。肉体労働や接客業務だけでなく、高度な知的労働にも従事していた。たとえば教師会計士医師は多くの場合奴隷が従事する職業で、これら高度な知識が必要とされる業務は、多くの場合ギリシア人奴隷が充てられた。それに対して、能力の劣る奴隷は農場鉱山で使役されていた。

== 奴隷の用途 ==
奴隷の主な用途は、都市の邸宅で使役される家内奴隷と、地方の奴隷制農場(ラティフンディウム)で使役されるものであった。奴隷は業務ごとにそれぞれ別個の人間が割り当てられる場合も多く、家内奴隷では乳母、子供の世話、教育(家庭教師)、給仕輿担ぎ、手紙の朗読、代筆、食事時の演奏者、門番、夜伽(よとぎ)、時報、使い走りなどがあった。奴隷制農場では、耕作、果樹の剪定、水運び、陶器造り、羊毛加工などがあった。これら以外にも洗濯、衣服の縫製、散髪、性的奉仕などの業務もあった〔。
公有奴隷という区分もあり、国家や都市が多くの奴隷を所有していて、道路や公共施設の補修や帳簿作成など様々な公共の仕事をさせていた。また、罪を犯した奴隷は罰として公衆浴場や下水溝の清掃をさせられていた。
皇帝属州総督が所有する奴隷の中には高度な行政事務に携わる奴隷もおり、権力や蓄財を恣にする奴隷も居た。
古代ローマ時代の農業指導書には、郊外の農場においては農場管理人以外の労働者は、なるべく働かまいとする奴隷よりも、出来る限り利益をあげようとする自由人を雇用するほうが良いとする記述もある。これは共和政ローマ時代の繁栄を支えた自由農民による農場に比して、奴隷制の大規模農場は財力の誇示に過ぎないとする価値観も一部もあったといわれる。執政官を務めた大カトーが記した『農業論』には、60ヘクタールの奴隷制オリーブ園には13名の奴隷(管理人1名、家政婦1名、農夫5名、御者3名、ラバ飼い1名、羊飼い1名、豚飼い1名)が必要で、25ヘクタールの葡萄園には15名の奴隷(管理人1名、家政婦1名、農夫10名、御者1名、ラバ飼い1名、羊飼い1名、豚飼い1名)が必要であると説いている。大カトー以外にも諸説あり、2ヘクタール当り1名の奴隷が必要であると説いている書物もある〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「古代ローマの奴隷」の詳細全文を読む




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