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口語コプト語 : ミニ英和和英辞書
口語コプト語[こうご]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くち]
 【名詞】 1. mouth 2. orifice 3. opening 
口語 : [こうご]
 【名詞】 1. colloquial language 
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 

口語コプト語 ( リダイレクト:コプト語 ) : ウィキペディア日本語版
コプト語[こぷとご]

コプト語(, コプト語: ') もしくはコプト・エジプト語 ()は、4世紀以降のエジプト語をさす用語である。この時期のエジプト語は当時のエジプトを統治していた東ローマ帝国の公用語であるギリシア語の影響を語彙・文法・表記などの面で強く受けており、この時代以降のエジプト語の言語体系にも基本的にそれが引き継がれているため、この時期を境にそれ以前のエジプト語と区別している。
一般にコプト語と呼ばれているが、コプト語という独立した言語が存在しているわけではなく、あくまでもエジプト語の一段階である。
最古級の聖書翻訳のいくつかを含むコプト語訳聖書グノーシス思想の重要文献であるナグ・ハマディ写本、『ケファライア』を含むマニ教文献など、古代末期の宗教を知る上で重要な文献がこの言語で書かれている。'' ') もしくはコプト・エジプト語 ()は、4世紀以降のエジプト語をさす用語である。この時期のエジプト語は当時のエジプトを統治していた東ローマ帝国の公用語であるギリシア語の影響を語彙・文法・表記などの面で強く受けており、この時代以降のエジプト語の言語体系にも基本的にそれが引き継がれているため、この時期を境にそれ以前のエジプト語と区別している。
一般にコプト語と呼ばれているが、コプト語という独立した言語が存在しているわけではなく、あくまでもエジプト語の一段階である。
最古級の聖書翻訳のいくつかを含むコプト語訳聖書グノーシス思想の重要文献であるナグ・ハマディ写本、『ケファライア』を含むマニ教文献など、古代末期の宗教を知る上で重要な文献がこの言語で書かれている。) もしくはコプト・エジプト語 ()は、4世紀以降のエジプト語をさす用語である。この時期のエジプト語は当時のエジプトを統治していた東ローマ帝国の公用語であるギリシア語の影響を語彙・文法・表記などの面で強く受けており、この時代以降のエジプト語の言語体系にも基本的にそれが引き継がれているため、この時期を境にそれ以前のエジプト語と区別している。
一般にコプト語と呼ばれているが、コプト語という独立した言語が存在しているわけではなく、あくまでもエジプト語の一段階である。
最古級の聖書翻訳のいくつかを含むコプト語訳聖書グノーシス思想の重要文献であるナグ・ハマディ写本、『ケファライア』を含むマニ教文献など、古代末期の宗教を知る上で重要な文献がこの言語で書かれている。
==歴史==

コプト語はエジプト民族の本来の母語であるが、現在では口語としてはほぼ死滅状態にある言語である。これは7世紀イスラームのエジプト征服に由来している。当時のエジプト人は東ローマ帝国の統治下にあり、公用語のギリシア語とその影響を強く受けた日常言語としての初期コプト語を使用するバイリンガリズム状態にあった。しかしイスラームの侵略と征服によりアラビア語が行政言語としてギリシア語にとって代わり、エジプト人は新たなバイリンガリズムにさらされることとなった。およそ3世紀〜4世紀の間はコプト語を日常言語とし、アラビア語を公的な言語とするこの種のバイリンガリズム(時にはかつての公用語であるギリシア語をも加えたトライリンガリズム)が継続したが、次第にアラビア語が優勢となり母語置換を起こすようになった。下エジプトでは遅くとも11世紀までにはアラビア語が支配的となり、上エジプトでも14世紀までにはアラビア語が支配的な日常言語として使われるようになった。アラビア語エジプト方言はこの過程で多少の借用語をコプト語、ギリシア語から受け入れたが、それ以外にほとんどこれらの基層言語から影響を受けることはなかった。
コプト語は、上エジプトでは17世紀まで少数のキリスト教徒の共同体の間で、日常言語として、また典礼の言語として保持された。ジャン=フランソワ・シャンポリオンアタナシウス・キルヒャーはコプト語からヒエログリフ解読を試み、エジプト学を始めた。しかし、イスラム政権の圧力により、次第にコプト語はキリスト教徒の間でも廃れていき、教会のわずかな儀礼などで使用されるだけとなった。現在ではコプト語の復活運動が起こっているが、日常言語としてコプト語を使用している家庭は数えるばかりであり〔 2007年1月23日 〕、書記言語としての未来も不確かである。日本では大阪外国語大学福原信義などが口語コプト語の研究と記録を通し、この言語の復興に取り組んでいる。母語としての口語コプト語と教会の言語としての文語コプト語には多少の差異がある。
なお、現在のエジプトでは脱イスラーム化が推進されているが、6000年にも及ぶ自国の歴史を象徴し、イスラーム以前から連綿として続く民族固有の言語であるエジプト語の保存と復興については何ら対策を講じていない。未だにエジプトでは危機言語の保存はおろか言語学自体盛んではないため、コプト語の保全と復興の障害となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Coptic language 」があります。




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