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厚歯二枚貝 : ミニ英和和英辞書
厚歯二枚貝[あつばにまいがい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あつ]
 (suf) thickness
: [は]
 【名詞】 1. tooth 
: [に]
  1. (num) two 
二枚 : [にまい]
 【名詞】 1. two sheets (pieces) (of paper) 
二枚貝 : [にまいがい]
 (n) bivalve
: [まい]
 【名詞】 1. counter for flat objects (e.g., sheets of paper) 
: [かい]
 【名詞】 1. shell 2. shellfish 

厚歯二枚貝 : ウィキペディア日本語版
厚歯二枚貝[あつばにまいがい]

厚歯二枚貝(あつばにまいがい、Rudist)とは、固有弁鰓亜綱・異殻下綱・ザルガイ上目・ヒップリテス目に属する二枚貝の総称である。ルディスト、馬尾貝(ばびがい)などとも呼ばれる。
==概要==

厚歯二枚貝はジュラ紀に出現し白亜紀末に絶滅した、中生代特有の二枚貝である。特に白亜紀中期以降に繁栄し、世界各地の低緯度〜中緯度海域で大規模なを形成した。厚歯二枚貝は白亜系石灰岩の中に多産するため、ヨーロッパでは建築石材に含まれる身近な化石として知られている。
厚歯二枚貝の多くは現生のカキシャコガイのように、片方の貝殻で海底に固着した生活を送っていた。この生態のためか、二枚貝とは思えない非常に奇妙な形状の殻を持つものが多い。また二枚貝としては比較的大型で厚手の殻を持ち、殻の内部や表面に複雑な構造を発達させた。
一般的に二枚貝の分類は貝殻蝶番部分にある歯(鉸歯、hinge teeth)の形状が決め手となる。厚歯二枚貝では厚手の鉸歯が非常に大きく発達する。そのため、Pachydont bivalve(厚い歯の二枚貝)と呼ばれるようになった。これが和名の「厚歯二枚貝」の由来である。厚歯二枚貝はこの蝶番部分がきわめて頑丈にできていることから、立体的で多様な殻の形状を獲得することができたと考えられている。
なお、上目のレベルでザルガイ目(ハマグリシジミシャコガイなど)と同じザルガイ上目にかろうじて属するが、系統上はきわめて遠縁である〔Carter, J.G., Altaba, C.R., et al. 2011. A synoptical classification of the Bivalvia (Mollusca). Paleontological Contributions, University of Kansas Paleontological Institute, 4. World Wide Web Address: http://hdl.handle.net/1808/8287〕。厚歯二枚貝の直系の子孫は現存していない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「厚歯二枚貝」の詳細全文を読む




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