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単位元を持つ環 : ミニ英和和英辞書
単位元を持つ環[たんいげん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひとえ, たん]
 【名詞】 1. one layer 2. single 
単位 : [たんい]
 【名詞】 1. (1) unit 2. denomination 3. (2) credit (in school) 
単位元 : [たんいげん]
 (n) unit element
: [くらい]
  1. (n,n-adv,suf,vs) grade 2. rank 3. court order 4. dignity 5. nobility 6. situation 7. throne 8. crown 9. occupying a position 10. about 1 1. almost 12. as 13. rather 14. at least 15. enough to 1
: [げん, もと, がん]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 4. (2) former 
持つ : [もつ]
  1. (v5t) (1) to hold 2. to carry 3. (2) to possess 
: [わ, かん]
 【名詞】 1. circle 2. ring 3. link 4. wheel 5. hoop 6. loop

単位元を持つ環 ( リダイレクト:単位的環 ) : ウィキペディア日本語版
単位的環[たんいてきかん]
数学、特に環論における単位的環(たんいてきかん、)、単位環(たんいかん、)あるいは単位元持つ環 は〔環論において、環 ''R'' の "unit"(単元)は、単位元 1''R'' に限らず、その環 ''R'' において乗法逆元を持つ元(可逆元)を総した呼称である。しかし、可逆性は単位元の存在なしには定義できないし、単位元は必ず単元であるので、何らかの単元を持つ環は必ず単位的環となって、"ring with (a) unit" という呼称は図らずも齟齬をきたさない。〕、乗法単位元を持つのことを言う。
== 定義について ==
集合 ''R'' 上の二つの二項演算 (+,∗) を持つ代数系 (''R'',+,∗) が単位的環であるとは、
# 加法の結合性: ''R'' の各元 ''a'', ''b'', ''c'' に対して (''a'' + ''b'')+ ''c'' = ''a'' +(''b'' + ''c'') が成り立つ。
# 加法の可換性: ''R'' の各元 ''a'', ''b'' に対して ''a'' + ''b'' = ''b'' + ''a'' が成り立つ。
# 加法単位元: ''R'' の元 0''R'' が存在して、''R'' の全ての元 ''a'' に対して 0''R'' + ''a'' = ''a'' + 0''R'' = ''a'' を満たす。
# 加法逆元: ''R'' の各元 ''a'' に対して ''a'' + (−''a'') = (−''a'') + ''a'' =0 となる −''a'' ∈ ''R'' が取れる。
# 乗法の結合性: ''R'' の各元 ''a'', ''b'', ''c'' に対して (''a'' ∗ ''b'')∗ ''c'' = ''a'' ∗(''b'' ∗ ''c'') が成り立つ。
# 乗法単位元: ''R'' の元 1''R'' が存在して、''R'' の全ての元 ''a'' に対して 1''R'' ∗ ''a'' = ''a'' ∗ 1''R'' = ''a'' を満たす。
# 左右分配性: ''R'' の各元 ''a'', ''b'', ''c'' に対して ''a'' ∗(''b'' + ''c'') = (''a'' ∗ ''b'') + (''a'' ∗ ''c'') および (''b'' + ''c'')∗ ''a'' = (''b'' ∗ ''a'') + (''c'' ∗ ''a'') が成り立つ。
を満たすことを言う。(ラングの本など)環の定義に乗法単位元の存在を含める文献もあり、その場合に必ずしも単位的でない環を表すのに擬環 (pseudo-ring, rng) などの語が用いられる。即ち、''R'' が単位環であるとは、乗法単位元 1''R'' の存在する擬環のことに他ならない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「単位的環」の詳細全文を読む




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