翻訳と辞書
Words near each other
・ 南極星
・ 南極条約
・ 南極条約 (機動戦士ガンダム)
・ 南極植物区系界
・ 南極横断山脈
・ 南極気団
・ 南極氷床
・ 南極法
・ 南極洋
・ 南極海
南極海における捕鯨事件
・ 南極海の野鳥一覧
・ 南極海峡
・ 南極点
・ 南極点望遠鏡
・ 南極物語
・ 南極物語 (2006年の映画)
・ 南極物語 (アルバム)
・ 南極特別委員会
・ 南極環境保護法


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

南極海における捕鯨事件 : ミニ英和和英辞書
南極海における捕鯨事件[なんきょくかいにおけるほげいじけん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [みなみ]
  1. (n,vs) South 2. proceeding south 
南極 : [なんきょく]
 【名詞】 1. south pole 2. Antarctic 
南極海 : [なんきょくかい]
 (n) Antarctic Ocean
: [きょく, ごく]
  1. (adv,n) quite 2. very 
捕鯨 : [ほげい]
 【名詞】 1. whaling 2. whale fishing 
: [くじら]
 【名詞】 1. whale 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

南極海における捕鯨事件 : ウィキペディア日本語版
南極海における捕鯨事件[なんきょくかいにおけるほげいじけん]

南極海における捕鯨事件(なんきょくかいにおけるほげいじけん、英語:Case concerning Whaling in the Antarctic、フランス語:Affaire du Chasse à la baleine dans l'Antarctique)とは、日本による第二期南極海鯨類捕獲調査(以下JARPA II)の国際法上の是非を巡って、2010年5月31日にオーストラリアが日本を国際司法裁判所提訴した国際紛争である〔LETTER FROM THE AMBASSADOR OF AUSTRALIA, p2.〕。日本が国際司法裁判所の紛争当事国となる初めてのケースであり、3年間におよぶ提訴内容の調整を経て、2013年6月に口頭弁論が開始された〔。2014年3月31日に本案判決が下され裁判は終了した。その内容は日本にとって全面敗訴に等しいものとなった。
== 経緯 ==

1982年に国際捕鯨委員会(International Whaling Commission: 以下IWC)で商業捕鯨モラトリアムが採択された結果、1985/86年捕鯨シーズンより大型鯨類の商業的捕獲が禁止された。日本は米国からの圧力により異議申立を取り下げた一方、国際捕鯨取締条約第8条では調査を理由に捕鯨が認められていると解釈し、同条に基づく特別許可を1987/88年捕鯨シーズンから発給し、南極海での調査捕鯨(Japanese Whale Research Program under Special Permit in the Antarctic: JARPA I)を開始した。初年度の1987/88年シーズンにはミンククジラ300頭の捕獲枠を設定し、1988/89シーズンから1994/95シーズンまでは毎年330頭、1995/96から2004/05シーズンまでは毎年440頭に捕獲枠を増加させ、計6,795頭のミンククジラを捕獲した〔鯨類捕獲調査における現状について 、水産庁、2011年5月〕。
2005/06シーズンからは新たな計画JARPA IIが開始された。JARPA IIでは、ミンククジラの捕獲枠を935頭に倍増させた上で、ナガスクジラ(ワシントン条約付属書Ⅰ掲載種)10頭の捕獲枠を新設、2007/08シーズンからはナガスクジラの捕獲枠を50頭に増加させた上で、ザトウクジラ(ワシントン条約付属書Ⅰ掲載種)の捕獲枠50頭も新設して規模を拡大した。なお、ザトウクジラについては、反捕鯨国の世論を考慮して捕獲枠を維持したまま捕獲を延期し続けた(この一方JARPA II調査計画ではザトウ50頭が必要サンプル数と表明されており、この計画書の改訂がなされなかったことから、ICJで問題とされた)〔。
2007年、IWCでは南極海の特定海域で鯨類を死に至らしめるような調査捕鯨を一旦中止するよう日本に求める決議が採択されたが〔、日本はこの後も調査捕鯨を継続した〔。
では、日本の調査捕鯨に対して法的措置を採ることを公約に掲げたオーストラリア労働党が勝利した〔。同党は選挙後に日本に対する法的措置を念頭に置き外交交渉を開始したが、この交渉が決裂したことを受け〔、2010年5月31日、日本を国際司法裁判所に提訴した〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「南極海における捕鯨事件」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.