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千種寮（ちぐさりょう）は、千葉工業大学が設置・管理していた学生向けの学生寮（男子寮）である。千葉工業大学の学生寮の歴史は1942年（昭和17年）の旧制大学時代までさかのぼる。現在の千種寮は旧制大学時代から数えて6代目にあたり、1963年（昭和38年）から1967年（昭和42年）にかけて千種校地に建設され2015年まで50年の歴史を歩み閉寮した。 【時代変遷】 寮はRC造4階建ての1号棟から4号棟までの建物と、平屋建ての事務・管理棟から構成され、常時400名近い男子学生が集団生活を行っていたが、周辺環境は大学の移転計画に沿って旧陸軍演習地近くの広大な敷地を得て計画されたものであった。千葉市の都市計画（モノレールの延長）が頓挫し寮及び大学施設のみ残り、移転計画はなくなった。寮の管理運営は基本的に学生自治が原則であったが学園側が中立的な学寮委員会と寮友会の連携を図り、時代の流れに配慮しつつ変遷してきた。寮がある校地内には、ほかに野球場、運動場、武道館、電算機センタが併設。日米野球、交流試合、周辺地域への開放、他大学のイベントや寮の早朝行事、体育行事、寮祭などで使用されていた。キャンパスから往復バスが出ており、寮生、電算機センタ授業、大学職員は学園専用バスを使って移動していたが、もともとは京成バス(株)が代行しておりバスガイドが乗車していた時代もあった。新寮生は出身地、学科により部屋割りされ、年に2回の部屋替えもかつてあった。一般的な学生寮とは違い、硬派的な面もあったため一般学生、教職員から批判も多く、学寮委員、寮友会が主導し徐々に時代に則した学生寮へと変遷していった。 【旧寮＿千種寮】 旧千種寮には毎年全国から新入生が入学式前に入寮し歓迎が行われていた。入学式後の寮生活は厳しく上級生からの指導が約半年間行われていた。厳しい伝統もやがて緩和され『歌練（愛唱歌の練習）』や『ミーティング』のみ残ったが海外からの留学生への配慮のためとも言われている。 ＊愛唱歌：寮歌、逍遥歌、棟歌、階歌、流行歌（青春ドラマ、映画等の主題歌）などが日常歌われたりするため、かつては歌練や歌詞暗記が新入生の日課となった。 ＊上級生の指導が厳し過ぎる事もあり学寮委員より自重を求められる年代もあった。千種寮が異質な学生寮であったのは事実である。 【新寮＿桑逢寮、椿寮】（旧桑逢、総椿からの由来） 千種寮は50年の歴史を閉じ、新たな桑逢（男子）、椿（女子）の寮が発足している（2015年）。校歌『科学の使徒』工学部回帰への試みも現在すすんでいる。 寮のモットーは、共に起き、共に食い、共に歌ひ、共に働き、共に遊ぶ〔千種寮では、大学の建学の精神のひとつである「塾教育の精神」を基調としている〕 == 概要 == * 所在地 - 千葉県千葉市花見川区千種町の千種校地内に存在する。 * 収容人数 - 372名 * 対象 - 千葉工業大学に在籍する男子学生（※学部生のみ） 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「千種寮」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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