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千代桜 右京（ちよざくら うきょう、1987年9月17日 - ）は、東京都府中市生まれ、世田谷区出身の九重部屋所属の元大相撲力士。本名立野 卓（たての まさる）。身長185cm、体重147kg、血液型はB型。 得意手は左四つ、寄り。最高位は東十両11枚目（2011年9月場所）。 前相撲から所要8場所で十両へ昇進するスピード出世から将来を嘱望されたが、頸椎に致命的な負傷を抱えたことで2年半の短い現役生活を終えた。 == 人物 == 立川第四小学校、立川第一中学校を経て明徳義塾高校に進学、2005年の世界ジュニア相撲選手権大会無差別級で優勝、高校卒業後は日本体育大学体育学部武道学科に進学し、主将を務め大学日本一に導いた。「日体大時代にお金をかけすぎたから」という理由で大学卒業と同時に元横綱・千代の富士の九重部屋に入門し、2010年3月場所で初土俵を踏んだ。千代桜の入門は兄弟子である千代の国、千代嵐を発奮させることになり二人の兄弟子はこの後、急速に番付を上げ翌年、関取昇進を果たすことになる。千代桜本人も序ノ口、序二段、三段目をそれぞれ1場所で通過し、序二段と三段目では全勝優勝している。幕下3場所目の2011年7月場所において西幕下2枚目で5勝2敗と勝ち越し、翌9月場所で千代嵐と共に新十両となった。 ところが、幕下時代に逆転で星を拾う勝ち方が多かったこともあり、十両では思うように星が伸びず、9月場所では6勝9敗と3点の負け越しとなった。11月場所9日目の城ノ龍戦で頸髄を損傷し、翌10日目（11月22日）から休場した。〔大相撲：十両・千代桜、千代嵐が休場 毎日jp（毎日新聞）2011年12月10日〕 その後も休場が続いていたが、2012年5月場所後の5月30日に引退届を提出、受理された〔元十両千代桜が引退 昨年頸髄損傷 日刊スポーツ 2012年5月31日閲覧〕。師匠によれば「日常生活には支障がないくらいに回復したが、本人が土俵への復帰に不安を持ったため」による引退であるという〔元十両千代桜、復帰への不安を抱き引退届 サンケイスポーツ 2012年5月31日閲覧〕。なお、2012年7月場所の番付編成会議が行われた後の引退届提出であったため、7月場所の番付には名前が残された。 出世が早く、十両の土俵でも大銀杏を結うことができなかったが、関取経験者が本場所の土俵で大銀杏を結うことなく引退した力士は大倭以来であった。加えて幕下付出でない大卒力士であることを考えれば、極めて異例のパターンと呼べる土俵生活であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「千代桜右京」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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