翻訳と辞書
Words near each other
・ 児童性虐待者
・ 児童憲章
・ 児童憲章愛の会
・ 児童手当
・ 児童手当法
・ 児童扶養手当
・ 児童扶養手当法
・ 児童指導員
・ 児童指導員任用資格
・ 児童教育
児童文化
・ 児童文化研究会
・ 児童文学
・ 児童文学ファンタジー大賞
・ 児童文学作家
・ 児童文学作家一覧
・ 児童文学研究者
・ 児童文学研究者一覧
・ 児童文学者
・ 児童文学者協会賞


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

児童文化 : ミニ英和和英辞書
児童文化[じどうぶんか]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じ]
  1. (n-suf) child 
児童 : [じどう]
 【名詞】 1. children 2. juvenile 
: [わらべ]
 【名詞】 1. child 
: [ぶん]
 【名詞】 1. sentence 
文化 : [ぶんか]
 【名詞】 1. culture 2. civilization 3. civilisation 
: [か]
 (suf) action of making something

児童文化 : ウィキペディア日本語版
児童文化[じどうぶんか]
児童文化(じどうぶんか)は、広義には児童生活におよぼす文化的影響の総和、狭義には児童文化財の内容や子ども自身の文化的活動を表すもので、日本独自の概念である。〔『教育社会学辞典』日本社会学会編、東洋館出版社)〕1930年代に心理学者の波多野完治によって作られた概念とも、あるいは既に1922年に峰地光重の『文化中心綴方新教授法』の中で既に使われ、1920年代を通して綴り方教育運動の中で使用されているともいうが、いずれにせよ本格的に使われ始めたのは、1920年代後半から1930年代にかけてである。これには明治から大正時代にかけて巌谷小波鈴木三重吉らによって子どものために興された童心芸術運動が背景にあるとされる。具体的は絵本児童文学唱歌詩歌紙芝居児童劇などといったもので、それらは児童文化財とも呼ばれた。
==その後の変化==
民間で繰り広げられていた児童文化運動に転機が訪れるのは、1938年(昭和14年)に内務省刑保局図書課による「児童読物改善に関する内務省指示要綱」の発令であった。昭和初期から目立ち始めていた扇情的、興味本位中心の児童向け雑誌や赤本漫画に危惧を抱いていた波多野完治ら児童文化運動を繰り広げていたメンバーは相談を受け、協力するが、やがて国家統制的な小国民文化に強制的に移行され、児童文化という言葉も消されてしまうのだった。戦後になって再び児童文化という言葉は復権するが、1960年代になり、大人が子どものためにだけでなく、子どもたち自身が子どものために創作したものも加えるべきとの議論も行われるようになり、滑川道夫その他の研究者がさまざまな概念定義を対案として提出した。さらに、1980年頃から児童文化に対抗して、子どもを取り巻く一切の文化、児童文学唱歌などの芸術的な創作だけでなく、遊びや歌、言葉、また商品的にマーケットとして提供されるようなものまで含めて子どもの文化、子ども文化といった概念も登場し、児童文化は、大人によって子どものために創作、提供された文化を指して言う狭義の意味のとして使われる傾向が強くなってきた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「児童文化」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.