翻訳と辞書
Words near each other
・ 傾向と対策 (学習参考書)
・ 傾向推定
・ 傾国
・ 傾国傾城
・ 傾圧
・ 傾圧不安定
・ 傾圧不安定波
・ 傾城
・ 傾城傾国
・ 傾城反魂香
傾城恋飛脚
・ 傾城水滸伝
・ 傾城町
・ 傾奇
・ 傾奇者
・ 傾奇者恋歌
・ 傾山
・ 傾差
・ 傾度
・ 傾度風


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

傾城恋飛脚 : ミニ英和和英辞書
傾城恋飛脚[けいせい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [けい]
 【名詞】 1. lean 2. incline
傾城 : [けいせい]
 【名詞】 1. beauty 2. siren 3. courtesan 4. prostitute
: [しろ]
 【名詞】 1. castle 
: [こい]
  1. (n,vs) love 2. tender passion 
: [ひ]
 (n) (abbr) rook (shogi)
飛脚 : [ひきゃく]
 【名詞】 1. express messenger 2. postman (arch.) 3. mailman 4. courier
: [あし]
 【名詞】 1. leg 

傾城恋飛脚 ( リダイレクト:けいせい恋飛脚 ) : ウィキペディア日本語版
けいせい恋飛脚[けいせいこいびきゃく]
けいせい恋飛脚』(けいせいこいびきゃく)とは、人形浄瑠璃の演目のひとつ。全二段、安永2年(1773年)大坂にて初演。菅専助・若竹笛躬の合作。近松門左衛門作の『冥途の飛脚』を改作したもの。
== あらすじ ==

=== 上の巻 ===
生玉の段)大坂の飛脚問屋亀屋の跡取り忠兵衛は、もと大和国新口村の百姓勝木孫右衛門のせがれであった。亀屋には先代の一人娘お諏訪がおり、養子の忠兵衛はこのお諏訪の婿と決まっている。しかし忠兵衛はお諏訪をよそにして、新町の槌屋抱えの遊女梅川と互いに深い仲となっていた。
生玉神社では多くの参詣人や大道芸なども出て賑やかな中、お諏訪が家の女中たちを供にして通りかかり、境内にある水茶屋で休む。婿の忠兵衛のことを恋い慕っているお諏訪は、忠兵衛との仲がもっとよくなるようにと寺社に願掛けに出かけていたのだった。だが生玉には、忠兵衛と梅川も訪れていた。お諏訪はふたりが仲むつまじそうに話をしているのを陰からみて悋気し悲しむ。
梅川は人に呼ばれてその場を外したが、ひとりになった忠兵衛の前に丹波屋八右衛門が現れる。八右衛門は亀屋に頼んで江戸から五十為替の金を送ってもらうはずだった。ところがその期日が十日を過ぎても一向に届いたとの知らせがない、どうしたわけかと責め立てる。忠兵衛は、じつは梅川を身請けしようという田舎の客がいて、その客に梅川を取られまいと、たまたま届いたその五十両を梅川を身請けするための手付け金として使ってしまったのだという。梅川の身請け金は合せて二百五十両、養子の忠兵衛が自由に出来る額ではない。どうか待ってくれと、八右衛門に土下座し涙して謝る忠兵衛。これに八右衛門は「待ってやろう」と言い、そのかわり梅川の身請けの手付け五十両の受取りを、金を返すまで預かろうという。忠兵衛はそれを承知しその受取りを忠兵衛に渡したが、忠兵衛は八右衛門が本来受け取るはずの五十両の受取りを先に書いてくれるよう八右衛門に頼む。八右衛門もそれを承知してその場で受取りを書いて渡す。
しかしこの八右衛門は悪人であった。亀屋には先代の甥で利平という男がいたが、これが姪に当たるお諏訪に横恋慕し、忠兵衛に替って亀屋を乗っ取ろうとしていた。八右衛門もこの利平に与していたのである。利平が出てきて、八右衛門と今後のことについて悪巧みをする。八右衛門はその場を去る。日も暮れて人通りもなくなった境内、利平は人を待つために一人残っている。道哲という下部を一人連れた医者が来る。利平はこともあろうに忠兵衛を毒殺しようと企んでおり、その毒薬の調合をこの道哲に任せていた。しかも効めを試すため、道哲の下部にその毒を無理やり飲ませた。下部は絶命する。これを見た利平は満足して毒薬を受け取り、その代金として亀屋で盗んだ五十両の金を道哲に渡し立去った。だがそのあと、死んだはずの下部がむっくと体を起こす…。
飛脚屋の段)次の日のこと。淡路町の亀屋では、忠兵衛の養母妙閑が娘お諏訪とともに店先に出ていると甥の利平がやってきた。利平は、ちかごろ忠兵衛が新町の遊郭に揚げ詰めで家内のことを疎かにしているとあてこすり、自分を跡継ぎにするようそれとなく妙閑に勧めるが、妙閑にはいらぬ世話だと叱られる。ばつがわるそうに利平が奥へ入ると、そのあと忠兵衛とは懇意にしている者だと称して梅川忠兵衛という侍が来る。妙閑は侍を奥へと通す。ひとりになったお諏訪の前に利平が再びあらわれ、嫌がるお諏訪にしなだれかかり口説いていると、酒に酔った忠兵衛(亀屋)が戻る。利平は道哲から受取った例の毒薬を使おうと、こっそり塩茶に入れて忠兵衛(亀屋)に飲ませた。ところが案に相違して茶を飲み干した忠兵衛(亀屋)は苦しむ様子もなくしゃんとしている。五十両もの大金を費やして効き目なし…利平はむしゃくしゃし、どこかへいってしまった。
そこへ八右衛門が来るが、八右衛門は忠兵衛(亀屋)が自分宛の為替金を使い込んだことを暴露してしまう。その金を渡せと厳しく責め立てる八右衛門。この騒ぎに出てきた妙閑が自分のへそくりから五十両を弁済しようとするが、金をしまっておいた箪笥の引出しには五十両が無くてびっくりする。その五十両はじつは利平が盗み、毒薬の代金として道哲に渡したものだった。この五十両もおまえが盗んだのだろうと忠兵衛(亀屋)は責められ、ついには利平から散々に殴られる。そして横領の罪で代官所へ引かれようとしたまさにその時、奥より最前この家を訪れた侍の梅川忠兵衛が出て八右衛門と利平を投げ飛ばした。
利平は侍の顔をみて仰天する。ゆうべ生玉の境内で、毒を飲ませて死なせたはずの道哲の下部ではないか。さらに忠兵衛(侍)は懐から利平が盗んだ五十両を妙閑に手渡し、八右衛門が手にした梅川の手付け五十両の受取りも取り戻した。八右衛門と利平は渋々ながらこの場を出て行かざるを得なかった。
忠兵衛(侍)は皆の前で物語る。じつは自分はあの遊女梅川の兄、そして医者の道哲というのは京の六条数珠屋町に住む梅川の父であると。梅川の父はもと梅川忠太夫という公家に仕えた武士であった。それがふとしたきっかけで利平たちの悪事を知り、忠兵衛(侍)と図り毒薬と偽って和中散という薬を利平に渡し、忠兵衛(亀屋)たちを助けたのである。妙閑を初めとする人々は忠兵衛(侍)に感謝し、お礼がしたいと忠兵衛(侍)をいざない皆奥へと入った。
夜もだいぶ更けた。するとお諏訪がひそかに金をしまってある帳場の箪笥に近づき、その中から金を取って去ろうとするのを妙閑に見つかって捕らえられる。この騒ぎに忠兵衛(亀屋)も出てきた。お諏訪は置手紙を残しており、それを見るとお諏訪にはほかに好きな男がいて、その男に金を差し出して駆け落ちすると書かれている。娘のふしだらに怒る妙閑。だがじつは、夫と定まったはずの忠兵衛(亀屋)と梅川の仲を見て、自分は身を引こうと家を飛び出し死ぬつもりであったことがわかる。お諏訪にはほかに男など最初からいなかったのである。これを知った妙閑は涙し娘に詫び、さらに忠兵衛(亀屋)にはこのままお諏訪と仲良く夫婦になってくれと頼む。お諏訪のここまでの心根を見せられた忠兵衛(亀屋)も、もはや否とはいえず梅川とは縁を切ることを約束し、その場でお諏訪と夫婦の盃を交わすのだった。この様子を見た梅川の兄の忠兵衛は満足し、「仲人は宵の内」と亀屋を出る。そこへ様子を伺い隠れていた八右衛門と利平が忠兵衛(侍)に襲い掛かるが、忠兵衛(侍)はふたりを投げ飛ばして悠々と立ち去るのであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「けいせい恋飛脚」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.