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人的資本 : ミニ英和和英辞書
人的資本[じんてき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人的 : [じんてき]
  1. (adj-na,n) human 2. personal 
: [まと, てき]
 【名詞】 1. mark 2. target 
資本 : [しほん]
 【名詞】 1. funds 2. capital 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 

人的資本 ( リダイレクト:ヒューマン・キャピタル ) : ウィキペディア日本語版
ヒューマン・キャピタル[ほん, もと]

ヒューマン・キャピタル()は、人間が持つ能力(知識技能)を資本として捉えた経済学(特に教育経済学)の概念。人的資本と表現されることもある。具体的には、資格学歴として測定される。初期の経済学では単に労働力労働として捉えられていた。
== 概念 ==
アダム・スミスは道具や器具、建物、土地とともに、固定資本の1つとしてヒューマン・キャピタルをあげている。彼によれば、ヒューマン・キャピタルとは人生経験によって育まれる技能 (skill) や器用さ (dexterity)、判断力 (judgement) である。全国レベルで見れば、ある国においてリーダーから学習する能力はヒューマン・キャピタルの蓄積によるものだといえる。その上、正式な学校教育OJTを通してヒューマン・キャピタルは獲得できるとした。なお、スミスによれば、ヒューマン・キャピタルと生産的労働力はともに分業に依存したものであり、分業とヒューマン・キャピタルの間に複雑な関係を見出している。
その後、「ヒューマン・キャピタル」という用語が登場するのは、経済開発に関わって書かれたA.W.ルイスの著書『労働党の無制限な供給への経済開発』("Economic Development with Unlimited Supplies of Labour", 1954) たと言われている。「ヒューマン・キャピタル」という用語は当初不評であったが、議論の中でアーサー・セシル・ピグーが「物的資本と同様、人的資本 (ヒューマン・キャピタル) への投資も重要だ」と述べることで初めて注目されるようになった。また、現代の新古典派経済学においても、1958年に「」で掲載されたジェイコブ・ミンサーの先駆的な記事『人的資本と所得分布への投資』で登場している。
「ヒューマン・キャピタル」を用いた経済学者で最もよく知られている人物は、先述のミンサーとシカゴ学派ゲーリー・ベッカーである。1964年に発行されたベッカーの著書は、何年間も増刷されるほどの標準的な参考書となった。ベッカーによれば、ヒューマン・キャピタルは工場と同じ「物理的な生産手段」であり、また訓練教育、医学治療といった形の投資が可能なものである。そして、人の生産能力は労働への見返りの速度に依存する。したがって、ヒューマン・キャピタルは生産の手段であり、追加出資は追加出力をそれにもたらす。ただしヒューマン・キャピタルは、代理が可能ではあるものの、土地や労働、固定資本のように移転可能ではない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒューマン・キャピタル」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Human capital 」があります。




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