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二リン化三カルシウム : ミニ英和和英辞書
二リン化三カルシウム[にりんかさんかるしうむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [に]
  1. (num) two 
: [か]
 (suf) action of making something
: [み]
  1. (num) three 

二リン化三カルシウム : ウィキペディア日本語版
二リン化三カルシウム[にりんかさんかるしうむ]

二リン化三カルシウム(にリンかさんカルシウム、)、または単にリン化カルシウムは、化学式 Ca3P2 で表されるカルシウムリン化物である。赤褐色の結晶または灰色の塊状の固体である。融点1,600 、発火点100-150 。CAS登録番号は 1305-99-3。アルカリとの接触または加熱によって、容易に分解してホスフィン PH3を発生する。
: Ca3P2 + 6H2O → 3Ca(OH)2 + 2PH3
また、二リン化三カルシウムを空気に触れさせておくと、徐々に酸化されホスフィンを発生する。ホスフィンは人体に非常に有毒であり、空気中に放出されると自然に発火する。これらのような性質があるので、リン化カルシウムは消防法に定める危険物第3類第2種自然発火性物質および禁水性物質(金属のリン化物)に指定されている。
ほとんどが炭化カルシウムカーバイド)と五酸化二リンの反応によって生産される。主な用途は実験室等におけるホスフィンの発生や、殺鼠剤殺虫剤の製造である。この製剤は、主として他の薬剤に耐性のついた鼠に使用される。リン化カルシウムが経口摂取されると胃酸により分解され猛毒のホスフィンを発生することを利用したものである。
リン化カルシウムまたはその分解で発生したホスフィンによって比較的大規模な火災が起こった場合には、その性質のため消火に水は絶対に使用してはならない。また、その他ほとんどの消火剤も効果が期待できず、使用できるのは、危険物第3類の火災に使われる最も一般的な乾燥砂膨張ひる石膨張真珠岩、または二酸化炭素のみである。
アセチレン発生用の市販のカーバイドには不純物としてこのリン化カルシウムが微量に含まれており、そのため、発生したアセチレンには微量のホスフィンが混入しているので不快なにおいを呈する。本来純粋なアセチレンは無臭である。
== 関連項目 ==

* リン
* カルシウム



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「二リン化三カルシウム」の詳細全文を読む




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