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中村とうよう : ミニ英和和英辞書
中村とうよう[なかむら とうよう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [むら]
 【名詞】 1. village 

中村とうよう : ウィキペディア日本語版
中村とうよう[なかむら とうよう]
中村 とうよう(なかむら とうよう、本名:中村 東洋1932年7月17日 - 2011年7月21日)は、日本音楽評論家編集者。株式会社ミュージック・マガジンの元・取締役会長、代表取締役。「中村とうよう事務所」代表。武蔵野美術大学客員研究員。
ジャズロックフォークなどのポピュラー・ミュージックから、ワールド・ミュージック、国内・海外のルーツ・ミュージックまで、幅広く守備範囲とする評論家であり、また、多数のレコード、CDの企画・紹介を行っていた。
== 来歴 ==
京都府峰山町(現京丹後市)生まれ。旧制宮津中学・新制宮津高等学校を経て、峰山高等学校卒業。京都大学経済学部卒業。大学時代に音楽に目覚め、ラジオ番組から、ポピュラー、ジャズ、シャンソン、タンゴなど、様々なポップ・ミュージックを吸収する。
1956年日本信託銀行に入社して上京。在職中の1957年にカリプソの紹介記事を『ミュージック・ライフ』誌に投稿して、評論家デビュー。
1960年に銀行を退社し、フリーの音楽評論家となる。『スイングジャーナル』のレコード評をレギュラーで担当。当初はラテン音楽を専門としたが、アメリカで勃興したフォーク・ソングに注目して紹介活動を行う。
1965年からは、フォーク・ソングに力を入れていた「大阪労音」の活動にアドバイザー的にかかわる。そこで知り合った、飯塚晃東、田川律らと1969年4月に雑誌『ニュー・ミュージックマガジン』を編集長として創刊(1989年まで編集長)。創刊時の編集者としては他に、小倉エージ北中正和らもいた。
『ニュー・ミュージックマガジン』は1970年から1972年には日本語ロック論争の舞台となる。また、1974年から「ブルース・フェスティバル」を主催。
1980年、『ニュー・ミュージック・マガジン』は『ミュージック・マガジン』に誌名を変更し、特にワールド・ミュージックに力をいれて紹介する雑誌として継続。中村もそれに並行して音楽評論活動を行った。
1982年、『レコード・コレクターズ』を創刊。
他にNHK、TBS、ニッポン放送などでラジオのディスクジョッキーを担当。また、東京芸術大学ほかで非常勤講師をつとめた。また、自身のレーベル「オーディブック」を主催し、CDブックの形態で世界のポピュラー・ミュージックを紹介。また、その他にも芸能山城組松岡直也等、多数のレコード、CD等のプロデュースを行っていた。
2005年、趣味である、音楽関係を中心としたさまざまなジャンルの骨董収集コレクションの内容を本にまとめ、『中村とうようの収集百珍』として刊行した。2009年、『ミュージック・マガジン1月号』では、「アルバム・レヴュー」の「ワールド・ミュージック」のレヴュワー陣からの降板を発表した。これにより同誌ではコラム「とうようズ・トーク」のみを担当することになった。これは自身の死後を考え、サブカルチャーに理解の深い武蔵野美術大学にレコード、楽器、書籍などの音楽関係の資料をすべて寄贈することになり、その膨大な作業を進めるためであると、同号の「とうようズ・トーク」で説明されている。また、2008年10月に同校の客員研究員となったことも発表された。
2010年、『ミュージック・マガジン』12月号で、株式会社ミュージック・マガジンの会長職を辞したことが発表された。
2011年7月21日、東京都立川市柴崎町のマンション敷地内で倒れているのが発見され病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。79歳没。警視庁立川署は、このマンションの8階の自宅から飛び降り自殺を図ったとみている。没後に発刊された『ミュージック・マガジン』9月号では、遺書と共に執筆された「とうようズ・トーク」の最終回全文がそのまま掲載され、読者へ向けての最期の挨拶となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「中村とうよう」の詳細全文を読む




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