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三椏 : ミニ英和和英辞書
三椏[みつまた]
(n) paper bush
===========================
: [み]
  1. (num) three 
三椏 : [みつまた]
 (n) paper bush
三椏 ( リダイレクト:ミツマタ ) : ウィキペディア日本語版
ミツマタ[みつまた]

ミツマタ三椏、学名:''Edgeworthia chrysantha'')は、冬になれば葉を落とす落葉性の低木であり、ジンチョウゲ科ミツマタ属に属する。中国中南部・ヒマラヤ地方が原産地とされる。3月から4月ごろにかけて、三つ叉(また)に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせる。そのため、「ミツマタの花」は日本においては仲春啓蟄3月6日ごろ〕から清明の前日〔4月4日ごろ〕まで)の季語とされている〔"三椏の花(みつまたのはな)仲春". (NPO法人季語と歳時記の会). 2016年2月21日閲覧〕。皮は和紙原料として用いられる〔"ミツマタとは|ヤサシイエンゲイ". (京都けえ園芸企画舎). 2016年2月21日閲覧〕。
== 概要 ==
ミツマタは、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分かれる持ち前があるために「ミツマタ」と名付けられた。三枝三又とも書く。中国語では「結香」(ジエシアン)と称している。
古代には「サキクサの」という言葉が「三(み)つ」という言端(ことば)に係る枕詞とされており(例:「三枝〔サキクサ〕の三つば四つばの中に殿づくりせりや」〔催馬楽・この殿は〕)、枝が三つに分かれるミツマタは昔は「サキクサ」と呼ばれていたと考えられている。そう名付けられた訳(わけ)としては、ミツマタはあたかも春を告げるかのごとく一足先に淡い黄色の花を一斉に開(ひ)らくため、その故(ゆえ)をもって「先草=サキクサ」と呼ばれたのだとの考えがある。但(ただ)し他にも、ミツマタが縁起の良い吉兆の草とされていたため「幸草(サキクサ)」と呼ばれたのだとも言われる。最も古い用例である万葉歌人・柿本人麻呂和歌(ヤマトうた)では、
●春されば まず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹(『万葉集』10巻-1895)
(春になればまず先に咲く「サキ」クサのように「幸〔さき〕」く〔つつが無く〕あることが出来たならば、のちにまた会いましょう。恋しがらないでください、わが愛しい人よ)
とあり、三枝(さきくさ)という言端(ことば)の元が「先草(サキクサ)」とも「幸草(サキクサ)」とも とれる表現となっている。(いずれにせよ、この「サキクサ」が三枝という姓の語源とされる)。
日本公共放送局である日本放送協会(NHK)のラジオ番組・「ラジオ深夜便」では、日本の季節に合わせて このミツマタの花を2月21日の「誕生日の花」とし、その花言葉を「壮健」としている〔"ラジオ深夜便 誕生日の花と花ことば". (日本放送協会). 2016年2月21日閲覧〕〔日本放送協会の「ラジオ深夜便」のウェブサイトでは、「その日の『花』……は、どうやって決めたの?」との問いに、「選定は、日本の代表的な園芸研究家お二人にお願いしました。日本の季節に合った『花』……を……選定していただきました」と答えている(日本放送協会). 2015年2月21日閲覧〕。
園芸種では、オレンジ色から朱色の花を付けるものもあり、赤花三椏(あかばなみつまた)と称する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ミツマタ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Edgeworthia chrysantha 」があります。




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