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ヴォルホフ川 : ウィキペディア日本語版
ヴォルホフ川[う゛ぉるほふかわ]

ヴォルホフ川( / Volkhov, , )は、ロシア北西部のノヴゴロド州レニングラード州を流れる河川である。
== 地理 ==

イリメニ湖から流れ出し、北へ流れ、ヨーロッパでも最大の湖であるラドガ湖に流れ込む。この間の距離は224kmで、ラドガ湖に入る河川の中では、オネガ湖から流れるスヴィリ川に次ぎ2番目に大きな支流である。ヴォルホフ川は全域にわたり航行可能である。流量はイリメニ湖の水位によって異なるが、ラドガ湖の河口付近で平均580 m³/s 、最大時で2,900 m³/s 、最小時で44 m³/s となる。後述するダムの建設以前、勾配が非常に小さいヴォルホフ川では、上流のイリメニ湖周辺では雨量が少ない時期に下流では大雨や春の雪解け水で増水し、結果流れが逆流してラドガ湖方面からイリメニ湖の方へ向かう時もあった。ヴォルホフ川は11月末に凍結し、4月初めに氷が解ける。
ヴォルホフ川の水位は、現在では河口から25kmのヴォルホフ市にあるヴォルホフ水力発電所のダムにより調整されている。ヴォルホフダムはソビエト連邦がこの地域に最初に建設した水力発電用ダムで、ゴエルロ・プラン(GOELRO plan, )により1926年12月19日に完成した。このダムは水力発電のほかに、かつて急流があり水運の難所として知られていた下流域を航行できるようにするための目的も兼ねている。
ヴォルホフ川の上流はイリメニ湖を迂回するシヴェルソフ運河でムスタ川とつながっている。下流では、ラドガ湖南岸を迂回する新ラドガ運河でネヴァ川シャシ川スヴィリ川につながっている。
主な支流には、ノヴゴロド市付近を迂回するようにヴォルホフ川上流で分かれているマールイ・ヴォルホヴェツ入り江に流入する右支流のヴィシェラ川()、ケレスト川(左支流、)、オスクヤ川(右支流、)、プチェズワ川(右支流、)、ティゴダ川(左支流、)、チョルナヤ川(右支流、)、ヴロヤ川(左支流、)、オロムナ川(左支流、)がある。
流域の主な都市は、ノヴゴロドキーリシヴォルホフノヴァヤ・ラドガなど。
流域の古生代オルドビス紀に遡る地層からは、アサファス目の三葉虫ネオアサフス・コワレフスキーなど)の化石が多数出土している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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