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ワギナ ( リダイレクト:膣 ) : ウィキペディア日本語版
膣[ちつ]

、ちつ、、)は動物雌性生殖器のうち、体内にあって体外開口部に連なる末端部。機能としては、雄の精子注入装置である陰茎を受け入れるための部分を指す。
== 動物一般 ==
体内受精をする動物には雄が精子を雌の体内に注入するに当たって、雌の体内に挿入して精子を送り込む管状の構造を発達させるものがあり、これが陰茎である。雌の生殖口にこれを受け入れる構造がある場合、その部分を膣と呼ぶ。それは生殖口の開口部の出入り口にあたり、当然ながら卵や幼生の出る口ともなる。無脊椎動物を含め、体内受精を行う動物ではこの構造を持つ例は少なくなく、下等な方では無腸類にもその例がある。
ただし、雄に陰茎があっても雌に膣があるとは限らない。たとえば昆虫のナンキンムシでは雄はペニスを使い、雌の体表を突き破って精子を送り込む。逆に、陰茎が無くて膣を有する例もある。クモ類では雄の生殖口には特に構造が無く、雌体内への精子注入の装置は触肢にある(触肢器官)。そこには精子を注入する針状の構造があり、それを受け入れる雌性生殖器官の部分はやはり膣と呼ばれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「膣」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vagina 」があります。




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