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ローランド : ミニ英和和英辞書
ローランド[らん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

ローランド : ウィキペディア日本語版
ローランド[らん]

ローランド株式会社()は、日本の大手電子楽器メーカー。
自らが創業したエース電子工業を退社した梯郁太郎が、1972年昭和47年)に大阪市で創業。
長らく、本社・広報機能を大阪に、製造・研究開発拠点を静岡県浜松市に置いていたが、2005年平成17年)に、本社を浜松に移転した。
== 概要 ==
主に、シンセサイザー電子ピアノ電子オルガン電子ドラムギターアンプ半導体の製品を開発、販売する。ヤマハカワイとともに、日本を代表する楽器メーカーである。
初期には、電気楽器エレキギターエレキベース)の演奏時に音色を加工する機器「エフェクター」や演奏用スピーカーアンプ(ジャズ・コーラス JCシリーズ JC-120など)、音響ミキサーの製造を行っている。1973年(昭和48年)からはシンセサイザー電子ピアノなどの製造も手がけるようになった。1970年代後半には、富士弦楽器(現・フジゲン)との合弁で「富士ローランド」を設立し、ギターシンセサイザーの製造を開始した。
また、シーケンサー・マイクロコンポーザーMC-8(1977年発売)を発表して以来、コンピュータと電子楽器の連携に注力している企業であり、ヤマハシーケンシャル・サーキット等と共にMIDI規格を提唱した。同規格が制定された後、MT-32等DTMの製品を開発、鍵盤を持たないシンセサイザーである音源モジュールなどの機器を使用し、生演奏ではなくコンピュータにデータを入力することで楽器を演奏する手法が広まった。1990年代にはDTM向けに特化した音源モジュールとしてGS音源SCシリーズを発売した。
時代がデジタル主流になると、プロやハイアマチュア向けに拡張ボードで波形を供給できる音源モジュールJVシリーズXVシリーズを発表した。その後2,000年代に入ってからは、ライブ向けの軽量シンセサイザー、シーケンサー搭載のワークステーション型シンセサイザーなどの製品を展開している。
レコーディング機器としては、ハードディスクに演奏を記憶して楽曲作成ができるVS-880を発表した。その後関係会社のボスも、ギタリスト向け仕様のハードディスク/メモリーレコーダーを発売している。また90年代後半頃から10年間ほどは、クラブ/ダンスミュージック向けのハードウエア製品(MC-303/505系やSPシリーズのサンプラーなど)にも注力していた。2014年には同分野に再参入する形で、新製品 (AIRA シリーズ)を発表している。
この他楽器系では、電子ドラム(V-Drumsシリーズ)や家庭用電子ピアノなどの分野でも主なメーカーのひとつとして事業展開している。また楽器関連分野のほか、業務音響機器(デジタルミキサー他)の開発・製造、音楽教室の経営や音楽振興財団の運営なども行っている。
社名は、中世ヨーロッパの叙事詩であるローランの歌の主人公、ローランからとられている 〔ローランド社企業理念・スローガン 〕。梯は、ローランド創業時に日本国外への展開を考え、どの国の言葉で発音してもよく聞こえるような2音節からなる響きのよい名前を探した。まず、梯は「R」から始まる社名にすることを決めた。これは、ローランド創業当時の電子楽器業界ではRから始まる社名があまり使われておらず、イニシャル1文字で社名を書いたときに都合がよいからであるという。そして、梯はこれらの条件にあてはまる単語として「ローランド」を選んだ〔梯郁太郎『ライフワークは音楽 電子楽器の開発にかけた夢』ISBN 4276237718 音楽之友社、2001年、41頁。〕。
2014年(平成26年)5月14日に、アメリカの投資ファンド・タイヨウファンドと三木純一社長によるMBOを実施すると発表〔“ローランドが上場廃止方針 MBO発表”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2014年5月15日)〕〔。
この買収は同月15日から6月25日まで買収が行われることになったの期間で行うものとされていたが〔、7月14日までに延長された。
この買収に対し、創業者の梯郁太郎が「悪辣な乗っ取りだ」として反発〔鳴沢大(2014年7月16日). “経営再建@浜松 創業者VS.経営陣、最後まで ローランド”. 朝日新聞(朝日新聞社)〕。
2014年(平成26年)5月1日に開催されたローランド芸術文化振興財団(現・かけはし芸術文化振興財団)の臨時理事会の招集手続を問題視して理事会をやり直しとなり〔、同年6月20日の評議員会では売却賛成が3分の2以上に満たないことで否決となった〔。
そして、2014年(平成26年)6月27日の株主総会では、会社側が「ローランド芸術文化振興財団(現・かけはし芸術文化振興財団)」としての総会出席者は専務理事であるとして、同財団理事長で当社創業者の梯郁太郎を個人株主扱いとした〔。
このため、株主総会でも梯郁太郎と三木社長がMBOの是非を巡り激しく応酬する形となった〔。
また、この株主総会は先述の通り買い付け期間が7月14日までに延長されたことから、買い付け期間中の株主総会という異例のものとなった〔。
そうした混乱はあったものの、2014年(平成26年)7月14日までに発行株式の約82.92%の応募があったため成立した〔〔株式会社常若コーポレーションによる当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ - ローランド ニュースリリース〕。
ローランド芸術文化振興財団保有分を含む残余株式はローランドが買い取る形となり、上場廃止となった〔定款の一部変更及び全部取得条項付普通株式の取得に関するお知らせ - ローランド ニュースリリース〕。大輪会の会員企業である〔大輪会(だいりんかい)とは - 泉佐野丘陵緑地公式サイト 内のページ。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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