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ギターシンセサイザー : ミニ英和和英辞書
ギターシンセサイザー[ぎたーしんせ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ギター : [ぎたー]
 【名詞】 1. guitar 2. (n) guitar
ギターシンセ : [ぎたーしんせ]
 【名詞】 1. guitar synthesizer 2. guitar synthesiser, (n) guitar synthesizer/guitar synthesiser
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
シンセサイザ : [しんせさいざ]
 【名詞】 1. synthesizer 2. synthesiser, (n) synthesizer/synthesiser

ギターシンセサイザー : ウィキペディア日本語版
ギターシンセサイザー[ぎたーしんせ]
ギターシンセサイザー(''Guitar Synthesizer'')とは、広義には信号処理技術を使って、ギターでシンセサイザーと同様な音色を実現する装置や楽器のことである。
また狭義には、シンセサイザーを駆動するコントローラーデバイスとしてギターを使う方式を指す事が多い。この方式では、ギターの振動音程及び音量情報に変換し、そのデータでシンセサイザーをコントロールする。
ギターシンセサイザーは最初1970年頃にエフェクタの形で登場したが(広義の定義)、1970年代後半から「ギターによるシンセサイザーのコントロール」が重視されるようになった(狭義の定義)。その後1990年代前半DSPによるモデリング処理が導入されると、狭義の定義には収まりきらなく、モデリングギターという新しい造語で区別されるようになった。
== 構造 ==
代表的なアナログ・ギター・シンセサイザー(以下ギターシンセ)の例を示す。
まず、ギターの弦振動を拾うピックアップには、6弦独立ピックアップ(Hexa Divided PickUP)の使用が一般的である〔6弦独立ピックアップは、マグネティック・コイル方式のものと、サドル下にセットされたピエゾ方式のものに大別される。コイル方式はギターへの設置が簡単だが、反応速度はピエゾ方式に軍配があがる。当時Rolandでは、ピックアップを搭載した専用のギター型コントローラーが採用されていて、ヴォリューム奏法やフィルターワークなど、弦振動以外の演奏情報をシンセサイザー本体に送信することが可能だった。〕。これは、各弦の振動を個別に捉える特殊なピックアップで、和音の入力を避けることを目的としている〔モノフォニック(単音)とポリフォニック(多声):1970年代初期に登場したエフェクター型ギターシンセサイザー(広義のギターシンセ)は、ノーマルなギターの出力をそのまま受ける仕様だった(たとえば後の製品だが Electro-Harmonics の MicroGuitarSynthesizer 等)。他方、ポリフォニック仕様のギターシンセサイザー(狭義のギターシンセ)は、ギターの各弦に対応するモノフォニック・シンセサイザーの集合であるため、対応するギター型コントローラーには、6弦独立ピックアップ(HexaDividedPU)の使用が必須だった。1974年 360 systems はポリフォニック・ギターシンセを開発、著名ジャズロックギタリストが試奏した事が確認されている。音源部は外付けでEMUモジュラーやminimoogを接続可能、後にはOberheim SEMを内蔵した製品も発売している。
一方、1977年発売のアープAVATARやローランドGR500は、シンセ部がモノフォニックだった。アープは1975年よりポリフォニック・ギターシンセ CENTAUR IVの開発を開始したが、製品化に必要な要素技術の開発は難航し(たとえばポリフォニック音源の開発等)、1977年にプロジェクト建て直しを図って機構をずっと簡略化したモノフォニック版のAVATARを発売した(HexaDividedPU採用)。同年にはローランドも最初の製品を発売し「弦の振動を確実に拾う」という名目でHexaDividedPUを採用している。モノフォニックでHexDividedPUを採用した理由は、和音の入力は誤動作の原因となるからで、(詳細は不明だが、)誤動作を防止するために、後発優先の選択機能を持たせた回路が組まれていた可能性もある。このほかローランドGR500は、HexaDividedPU出力を波形整形の上フィルターで音作りする、広義のギターシンセ機能(富士ローランドGR100に通じる機能)も提供していた。〕。
入力された音声信号はヘッドアンプによって増幅され、エンベロープ・フォロワー(以下EF/Envelope Follower)とコンパレーター〔コンパレーターはその構造上、入力される信号の立ち上がり及び減衰時に対する反応の遅れが問題になる。80年代にヤマハが特許を取得した自動追従コンパレーターは通常のスレッショルド(閾値)が固定された回路とは異なり、入力された信号のエンベロープによって、スレッショルドが可変する。信号レベルの低い立ち上がり時でも素早く動作するのが特徴。〕に送られる。コンパレーターで整形された信号は、周波数・電圧変換回路 (Frequency to Voltage Converter、以下FVC) に入力される〔動作精度を簡単に得るにはVFC-32などのモノリシックICを使用するのが良いだろう。〕。これは、矩形波を微分したスパイク波でコンデンサーを充電することで周波数を電圧に変換する回路で、入力周波数に比例した電圧が出力される。FVCの出力はHz/V方式なので、必要に応じて1V/Oct方式への変換を行う。EFで取り出されたエンヴェロープ(Envelope/ENV)信号電圧はVCAVCFをコントロールする。ENV信号を元にGATE信号をジェネレートし、エンベロープ・ジェネレーター(EG)やピッチ固定用のサンプル&ホールド(S/H)をコントロールすることもあるが、調整が難しく、ギター演奏のニュアンスを重視する場合は、あまり必要のない機能かもしれない。実際、GR-300ではEGやS/Hは省略されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ギターシンセサイザー」の詳細全文を読む




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