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ランボルギーニ・ムルシエラゴ : ミニ英和和英辞書
ランボルギーニ・ムルシエラゴ[らん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ランボルギーニ・ムルシエラゴ : ウィキペディア日本語版
ランボルギーニ・ムルシエラゴ[らん]

ムルシエラゴ(''Murciélago'' )は、イタリアの自動車メーカーランボルギーニが2001年から2010年にかけて製造したスーパーカー。「ムルシエラゴ」はスペイン語で「コウモリ」の意味。イタリア語での発音は「ムルチェラゴ」に近い。なお、イタリア語でも「ムルシエラゴ(ムルスィェラゴに近い)」と発音されることもある〔http://ja.forvo.com/word/lamborghini_murci%C3%A9lago/#it〕。
== 概要 ==
ムルシエラゴは、ランボルギーニがアウディ傘下に入った後に発売された最初の車種であり、ディアブロの後継車種となるフラッグシップスポーツカーである。2001年フランクフルトモーターショーで発表され、同年秋から市販化された。車名の由来は、過去のランボルギーニ車の伝統にならい、19世紀に実在した伝説的な闘牛の名前から取られている。スタイリングは当時ランボルギーニのデザイン部長であったルク・ドンカーヴォルケが担当した。
後に発表された「ガヤルド」に比べ、親会社であるアウディ社の影響が少ないモデルとの評価がある。例えばガヤルドはアルミ製スペースフレームに、アウディの設備を利用して設計されたエンジンを搭載する仕様であるが、本車種はアウディに買収される以前に設計したディアブロの構造的特徴の多くを受け継いでいる。
ボディは角断面を持つ鋼管スペースフレームによって組まれ、外部からの応力をほぼ全てシャシーによって負担する構造を持っている。シャシーの大部分はスチール製だが、フロアパネルと一部の補強用補助構造体などはカーボンファイバーが使用されている。また、ボディパネルにもカーボンファイバーを用いられているが、ルーフと左右のドアにはスチール素材を使っている。これらの最先端素材を多用したことで、ディアブロより全長が約100mm延長されているにも関わらず、乾燥重量はほぼ同水準の1,650kgとなっている〔乾燥重量とはオイル、冷却水、ガソリンなどを一切入れない状態での重量のこと。日本国で登録されたムルシエラゴの車検証記載車重は1,870kg。(福野礼一郎『福野礼一郎スーパーカーファイル』双葉社、2008年、p.40-41)〕。
ディアブロが後輪駆動四輪駆動の二つのグレードが用意されていたことに対して、ムルシエラゴは四輪駆動のみの設定となっている。ムルシエラゴの四輪駆動は比較的簡易な構造を持つビスカス式センターデフを持つものであり、動作制御もディアブロが姿勢を崩した時に効果を発揮する仕様に対し、通常でも前輪にも積極的に駆動力を配分するものに変更されている。
車名をあらわすエンブレムは装着されていない代わりに、ドアのサイドシル部分に"MURCIELAGO"のロゴが刻まれている。ドアの開口部はガルウイングドアの上昇量が増やされ、開口部も広く取られたことにより、ディアブロに比べ乗降性が向上している。
アメリカ環境保護局とエネルギー省が毎年発表する燃費ワーストランキング2010年では、本車種のMT仕様が市街地燃費3.4、高速燃費5.53とワースト1位に選ばれている。またAT仕様も3位に選ばれている。〔2位はブガッティ・ヴェイロン。こちらは市街地燃費3.4、高速燃費5.95となっている。〕なお、ランボルギーニは4年連続1位となった。
搭載エンジンは新規設計されたものではなく、ディアブロから引継ぎとなるアルミダイキャスト、60°バンクを持つ水冷V型12気筒DOHCエンジンの発展型を搭載する。このエンジンはカウンタックからディアブロを経てムルシエラゴまで基本構造を受け継ぐ設計であり〔福野前掲書、46-47ページ〕、ディアブロの最終生産型である6.0SEのものに基本ストロークを延長し、排気量は6.2Lとしている。またディアブロのエンジンと比較して、素材見直しによるムービングパーツの軽量化も行われている。出力は580hp(約588PS)、トルク66.3kg·mとされている。このエンジンの感触について福野礼一郎は「古典的なエンジン」「いかにも内燃機らしい豪快な回り方」と評している〔。
パワートレインの配置もカウンタックからディアブロを経て受け継いだもので、運転席と助手席の後ろに置かれたエンジンの出力は、運転席と助手席の間のセンタートンネルに置かれたトランスミッションを経由した上で後輪に伝えられている。しかし、ディアブロ以前にはオイルパンを貫通していたドライブシャフトをディファレンシャルギアごと車体右側にずらして設置し、潤滑方式をドライサンプにすることによって、エンジンの搭載位置を50mm下げている。また、トランスミッションも従来の5速から6速に変更され、後に「e-gear」と呼ばれるセミオートマチックトランスミッションが追加された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」の詳細全文を読む




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