翻訳と辞書
Words near each other
・ ヨーゼファ・ツー・フュルステンベルク=ヴァイトラ
・ ヨーゼファ・バルバラ・アウエルンハンマー
・ ヨーゼフシュタット
・ ヨーゼフシュタット (ウィーン)
・ ヨーゼフメンゲレ
・ ヨーゼフ・アイヒェンドルフ
・ ヨーゼフ・アイブラー
・ ヨーゼフ・アイプラー
・ ヨーゼフ・アウグスト・シュルテス
・ ヨーゼフ・アウグスト・フォン・エスターライヒ
ヨーゼフ・アラーベルガー
・ ヨーゼフ・アントン・フォン・エスターライヒ
・ ヨーゼフ・アントン・フォン・マッファイ
・ ヨーゼフ・エッテンライヒ
・ ヨーゼフ・エルスナー
・ ヨーゼフ・オパトシュ
・ ヨーゼフ・オーバーハウサー
・ ヨーゼフ・カイルベルト
・ ヨーゼフ・カプラン
・ ヨーゼフ・カムフーバー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヨーゼフ・アラーベルガー : ミニ英和和英辞書
ヨーゼフ・アラーベルガー[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヨーゼフ・アラーベルガー : ウィキペディア日本語版
ヨーゼフ・アラーベルガー[ちょうおん]

ヨーゼフ・アラーベルガー (Josef Allerberger, 1924年10月24日 - 2010年3月2日 )は、第二次世界大戦中のナチス・ドイツの軍人。最終階級は上級兵長(Obergefreiter)。第二次世界大戦中の東部戦線で、活躍したエーススナイパーの一人。ゼップ(Sepp)の愛称でも知られる。
== 略歴 ==
1924年、オーストリアのシュタイアーマルク州ザルツブルク近郊の小村で家具職人の親方の息子として生まれる。1938年のドイツとオーストリアの併合後、1942年に18歳でドイツ国防軍に入隊し、山岳猟兵となる。
第二次世界大戦では、第3山岳師団第144連隊に配属され東部戦線に赴く。当初は軽機関銃を担当し、狙撃銃との縁はなかったが、ソ連領スタヴロポリでの戦闘で負傷し、その治療中に鹵獲品のソ連軍の狙撃銃の試射・分析を担当。その銃を手に戦場へ戻ると、27名の敵兵を倒し上官に狙撃手の適性を認められ、ゼーターラーアルペの陸軍演習場に送られ、同地の狙撃兵課程を優秀な成績で修了した。
新たな愛銃、K98(6倍スコープを装着)を手に再び東部戦線に復帰したアラーベルガーは、悪化する戦況の中で獅子奮迅の活躍を見せ、1945年の終戦までに通算257名の赤軍兵士を倒した。これはマティアス・ヘッツェナウアーに次ぐ独軍第2位の記録であるとされる。
これらの活躍により鉄十字勲章(1級および2級)、黄金(1級)狙撃手章等数々の勲章を得る。さらに1945年4月には同僚の狙撃手ヨーゼフ・ロートと共にフェルディナント・シェルナー元帥から騎士十字章を受章〔暫定的に2級鉄十字章を改造した勲章を授与されたが、勲記と本物の勲章は最後まで本人の手に届かなかった。〕した。しかし、その翌月にはドイツの敗戦をチェコで迎え、戦友とともにオーストリアの米軍占領地区への逃避行を図る。途中で数名の戦友をチェコパルチザンとの戦闘で失うも本人は他の3名の戦友とともに故郷にたどり着いた。当時その地区の米軍はドイツ兵捕虜をソ連軍に引き渡していたため、辛くもソ連地区への輸送車に搭乗寸前に再び脱走を図って成功している。こうしてアラーベルガーは3年の軍歴にピリオドを打った。
故郷に戻った後に家業の家具職人を継ぎ、ヘートヴィクという名の女性と結ばれて一般人としての生活を送っていた。その後はほとんど表舞台でその名を聞くことは出来なかった。
2005年に出版されたアルブレヒト・ヴァッカーの筆になるアラーベルガーの伝記 ""(「猟兵の眼に(焼き付けられた戦場)」の意。邦題:『最強の狙撃手』)において、ソ連軍将兵がドイツ軍捕虜、特に狙撃兵に対して行ったとされる苛烈な拷問や、民間人への残虐行為、食人行為について触れられていることが一部で波紋を呼んでいる。同書は初期の版ではフランツ・カルナーという仮名を使用していたが、2004年12月の時点で存命中であったアラーベルガー本人の許可を得て、第4版から実名での記述となった。2010年3月2日にオーストリアのヴァルス・ズィーツェンハイムで85歳で死去。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヨーゼフ・アラーベルガー」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.