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ムーゲン・エタンハイスレフ : ミニ英和和英辞書
ムーゲン・エタンハイスレフ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ムーゲン・エタンハイスレフ ( リダイレクト:ムーゲン (アルスター王妃) ) : ウィキペディア日本語版
ムーゲン (アルスター王妃)[ちょうおん]
ムーゲン・エタンハイスレフ(?) (:en:Mugain, )(発音。 古音: /Moógen Ait-en-hai-rech/ (Leahy)〔『フェルヴへの求婚』p.12, p.xxvi(参考文献)〕; /moo-gan/ (Heaney〔Heaney, Over Nine Waves〕)。現代音:/mũ:n/(Quiggin))。異綴りではムーウァン (?) (Mumain) とも表記されるが、近代発音は、いずれともムーアン

アルスター伝説の人物。コンホヴァル・マク・ネサ王の王妃。アイルランド上王エオハド・フェドラハの娘で、つまりはメイヴの姉妹。〔系譜は『ボイン川の戦い』(参考資料)に詳しい。〕

「コンホヴァルの娼婦妻」などとも評される〔Mackillop, Dict. of Celt. Myth., Mugin(2), "Strumpet wife of Conchobar.."〕。つけられたあだ名は「ハリエニシダのごとき体毛」〔caithir "hair (except that of the head), body-hair (DIL)"+aitenn "furze; gorse (DIL辞典)" (caithrech も参照)〕 ("having gorse-like body hair":en:Mugainの初稿10:29, 5 February 2005版 :en:User:Nicknack009 (コミック画家 Paddy Brown) による〕) 、あるいは「ハリエニシダのような恥毛」の意〔Meyer, Contribb. to Irish Lex. (1906), cathrech "(1) hairy about the pudenda"; aittenda "furzy"〕 〔R. Thurneysen (1921), p.93: '"Um König Conchobor,.., und als dessen Frau meist Mugain Aitenc(h)aithrech („mit den Ginster- Schamhaaren")'〕。
その名がムーウァン・エタンハイスレフ(?) (; 「エオハド・フェドラハの娘」) と表記される戦記ものによれば、コンホヴァル王と王妃の間には、グラスネ(?) (Glaisne) という王子をもうけている〔Cath Boinde. O'Neill ed. tr.〕。(これは現代でも男性につけられている名だが、グラスニー、グラシュネ、グラスニェなどと発音されるようである〔/GLAS-nee/ /GLASH neh/ /GLAS nyeh/〕) 。

王妃があらぬ姿を公衆にかざしたエピソードに次のようなものがある:少年時代のクーフリンが初勝負を終え、まだ興奮状態のままで王都 エヴァン・マハに帰参した。誰に危害をくわえるともわからないので、これを鎮めるため、コンホヴァル王の号令で、王妃ムーゲンが率いる女どもが丸裸でいっせいに出迎え、クーフリンは恥ずかしさのあまりにその興奮状態から醒めたという。(『クアルンゲの牛捕り』の「クーフリンの少年時代の業績」』の章。〔TBC, "Boyhood Deeds of Cuchulainn", Kinsella tr., p.92〕)。
ムーゲンはのちに、コンホヴァルお抱えの詩人であるアイド(現代音:アイ)() と同棲していたことが発覚する。この詩人は引っ立てられると、溺死による処刑を所望するが、歌の力であらゆる川や湖の水を引かせてみせ、しばらく死刑をまぬがれていた。しかしついに勇士ロイガレ (:en:Lóegaire Búadach) の家前の湖で、力がおよばず溺れたのだ(『ロイガレ・ブアダハの最期』〔Aided Lóegairi (see primary sources)〕)。 ここでは、王妃にどういう沙汰が下ったのか不明である。しかし別の作品によれば、普段は婦女の命を奪うことを良しとしないアルスターの者どもが、王妃への愛情ゆえにこれを弑したと書かれている〔"The host of Emania, the host of Ulster, Have never committed woman-slaughter, Excepting in the case of Mughain, through love of her, And the hateful, but illustrious Medhbh." (''The Banquet of Dun na n-Gedh''の挿入詩 O'Donovan 編訳 p.213)〕。
==参考文献==

=== 脚注 ===


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ムーゲン (アルスター王妃)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mugain 」があります。




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