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ムカデエビ綱 : ウィキペディア日本語版
ムカデエビ綱[むかでえびこう]

ムカデエビ綱(ムカデエビこう、)は、洞窟のみに生息する、特異な形態を持つ甲殻類洞穴生物の一種である。
== 形態 ==
体長は15ミリメートルから40ミリメートル〔。体は丸い頭胸部と、ムカデのように細長い胴部に分かれる〔。頭胸部は頭部と胸部の第1体節と癒合したものであり、その背面は頭楯に覆われる。
頭胸部にはその下面に2対の二叉型触角と、大顎、その後ろに3対の把握型の付属肢(2対の小顎と1対の顎脚)を持つ。第1小顎には分泌腺の開口部があり、捕食の際にまたは粘液を分泌すると推測されている〔。現生種に眼はない〔。
胴部の後端の体節は肛門節と呼ばれ、1対の枝状肢がある。胴部は肛門節を除いて最大40の体節からなるが、この体節に分化は見られず、ほぼ同じものの繰り返し(同規的)である〔。甲殻類では、胴部が胸部や腹部など複数のに分かれて、部位ごとに異なった形態・機能を持つのがふつうであるため、ムカデエビの同規的体節制は非常に特殊なものである〔。胴部の体節にはそれぞれ1対の、櫂のような形をした付属肢(胴肢)がある〔。胴肢は基部の節(原節)から、それぞれ3つまたは4つの肢節からなる外肢と内肢が枝分かれした二叉型。その外縁には刺毛が密生し、遊泳に適している〔。胴肢は常に波打つような動きを続けており、遊泳していないときもその動きが止まることはない〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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