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マレーシア航空17便撃墜事件 : ミニ英和和英辞書
マレーシア航空17便撃墜事件[まれーしあこうくう17びんげきついじけん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
便 : [べん, よすが]
 【名詞】 1. way 2. means
撃墜 : [げきつい]
  1. (n,vs) shooting down (aircraft) 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

マレーシア航空17便撃墜事件 : ウィキペディア日本語版
マレーシア航空17便撃墜事件[まれーしあこうくう17びんげきついじけん]

マレーシア航空17便撃墜事件(マレーシアこうくう17びんげきついじけん)とは、2014年7月17日オランダスキポール空港からマレーシアクアラルンプール国際空港に向かっていたマレーシア航空の定期旅客便であるマレーシア航空17便が、巡航飛行中の17時15分頃(現地時刻)に、何者かがブークミサイルで撃墜し、ウクライナドネツィク州グラボヴォ(, ラテン文字表記:, , ラテン文字表記:, フラボヴェ)村に墜落した航空事故である。この事故はボーイング777での5番目の全損事故であるとともに、撃墜による航空事故では史上最悪の死者数を出した航空事故である。
また、2014年7月23日、ウクライナ東部のマレーシア航空17便が墜落した現場近くで親ロシア派武装勢力がウクライナ軍の2機の戦闘機を撃墜している。しかし、ロシア国防省は、ウクライナ側が、ロシア領からの攻撃で撃墜されたとの主張について否定した。
== 墜落 ==

MH17便はマレーシア航空の定期便としてボーイング777-200ER機体記号:9M-MRD。1997年製造)で運航されていた。17便は、アムステルダムのスキポール空港のG03ゲートより、定刻から14分遅れとなる昼の12時14分(中央ヨーロッパ夏時間UTCでは午前10時14分)に出発した。17便は11時間45分の飛行の後、クアラルンプール国際空港に7月18日午前6時(マレーシア時間、UTCでは7月17日22時)に到着予定だった。また、MH17便はKLMオランダ航空とのコードシェア便であり、KL4103便という便名も付与されていた。
マレーシア航空によれば、17便はウクライナ空域を高度35,000フィート(10,668メートル)で通過したいというフライトプランを提出していたが、ウクライナ空域に進入後、ウクライナの航空交通管制(ATC)より高度33,000フィート(10,058メートル)での飛行を指示された。17便はウクライナを横断後、ロシア領内に入る50キロメートルほど手前で、13時15分頃(UTC、モスクワ時間17時15分頃)に消息を絶った。
マレーシア航空は直後に発表したリリースで、「ウクライナATCより14時15分(UTC)に17便が「TAMAK」ウェイポイントから30キロメートル、ロシア・ウクライナ国境から50キロメートルの地点で連絡を絶ったという通知を受けた」としている(ただし正確には13時15分(UTC)ないしは14時15分(西ヨーロッパ夏時間)であろう)。同年3月から航空会社の一部には治安が悪化しているウクライナ上空の飛行を避ける動きがあったが、マレーシア航空は燃料節減などの理由から、オランダとマレーシアの最短距離(大圏コース)に近いウクライナ東部ドンバスの上空を通る航路を使い続けたとみられる。Flightradar24によれば、マレーシア航空17便が消息を絶った同時刻に、シンガポール航空のボーイング777-200ER(SQ351便)とエア・インディアのボーイング787-8(AI113便)が25キロメートル離れた地点を飛行していた。
17便には283人の乗客と15人の乗員が搭乗していたが、全員死亡した〔。ロイターの記者によれば、ロシアとの国境からおよそ40キロ離れたグラボベの村で、墜落した機体の残骸と遺体を確認している。欧米のメディアの報道では、数え切れないほどのスーツケースや旅券などが散らばっていたと伝えている。
17便の残骸はウクライナとロシアの国境付近、ドネツィク州のトレーズ市北方のフラボヴェ(グラボヴォ)村付近に落下した。近隣で撮影された、墜落の瞬間に地平線から立ち上った火球だとする映像が公開されている。墜落現場で撮影された写真では、胴体やエンジン部品の破片、遺体、パスポートなどが一帯に散乱している様子がとらえられており、フラボヴェ村の家屋の近くにまで破片が落下している。また、一部の遺体は座席で安全ベルトを装着した状態で見付かっている。この墜落現場では、親ロシア派の武装勢力が機体の残骸や遺体を運び出して証拠隠滅を図り、また、犠牲者の所持品から現金や貴金属類などを略奪している〔。2014年7月19日、マレーシア航空は17便の貨物室に積まれていた荷物の目録を発表したが、犬2匹、鳩4羽や他の種類の鳥5羽などが含まれていると報告、犬などの生存の有無は伝えられていないという。この他、航空機部品に加え、外交文書や花なども積んでいたという〔。
墜落直後、ロシアのポータルサイト「''lifenews.ru''」は、「7月17日、トレーズ市近郊のラシプノエ村付近で、ウクライナ空軍のAn-26輸送機が撃墜されたと武装勢力の民兵が述べた。彼らによれば、輸送機は住宅から離れたプログレス鉱山付近に墜落したとのことである。民兵の一人によれば、地元時間の17時30分ごろにAn-26が市の上空を飛行した。地対空ロケットが輸送機に命中して爆発した後、地上へと落下し、黒い煙が吹き上がった。破片などが空から落ちてきた」と報じた。イタル=タスRIAノーボスチも、地元時間16時ごろトレーズ市付近で民兵がAn-26を撃ち落したと報じた。アメリカ合衆国の分析によれば、衛星からとらえられたロケットの航跡雲と弾道から、ミサイルはトレーズ市とスニジネ市の間付近から発射されたとみられるという〔Peter Baker (18 July 2014), U.S. Sees Evidence of Russian Links to Jet’s Downing ''The New York Times''〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マレーシア航空17便撃墜事件」の詳細全文を読む




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