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ドンバス : ウィキペディア日本語版
ドンバス

ドンバス(、)は東ウクライナ内の歴史的、文化的、経済的地域である。
単語ドンバスはドネツ盆地(、)に由来する混成語である〔 + で 〕。ドネツ盆地の名称はそこを貫流するドネツ川に由来する。ドンバス地域の範囲には多くの定義が有るが、境界線が公式に定められた事は一度も無い。
今日用いられる最も一般的な定義はウクライナのドネツィク州ルハーンシク州を指すものである。〔この2州の面積は九州と四国の面積に相当する〕
他方、(あるいは炭田)地域としてのドンバスからは、上記2州の幾つかの部分が除外され、ドニプロペトロウシク州南ロシアの一部が含まれる。
同名のはウクライナのドネツィク、ルハーンシク州とロシアのロストフ州から構成される。ドンバスは(コサックの自治政体)とドン・コサック・ホスト(Don Cossack Host)との歴史的な境界線を成してきた。重工業化した19世紀後半以降、ドンバスは重要な採炭地域であり続けた。
2014年3月(親露派大統領の追放)に引き続いてドンバスの大きな領域が反乱(親露派による)によって支配されるに至った。この反乱は後にドネツク人民共和<国>〔国際的には国家として承認されていない。誤解を避けるために<国>と表記した〕及びルガンスク人民共和<国>〔と連携した親露派分離主義者と革命後のウクライナ人政府との間の戦争へと発展した。戦争が進行するまでドンバスは首都キーイウ(キエフ)を除けばウクライナの地域の中で最も人口が密集していた。
内戦前、ドネツィク市(ウクライナで5番目の都市だった)がドンバスの非公式な首都であると考えられていた。大都市(人口10万人以上)にはルハーンシクマリウポリマキイフカ、、、 スラヴャンスク、、とが含まれていた。
現在ドネツィク州の暫定行政機関はクラマトルスクに、ルハーンシク州のそれはシェヴェロドネツク に置かれている。
分離主義者側ではドネツク人民共和<国>ではドネツィク、マキイフカ、ホルリウカがルガンスク人民共和<国>ではルハーンシク、 アルチェヴスクが最大級の都市である。
==歴史==

===ロシア帝国時代===

現在ドンバスとして知られる地域は17世紀後半ドン・コサックが定住するまで広範囲にわたって無人だった。Solanoye〔カナ表記分からないので原文ママ〕
(現、)と呼ばれた最初の町は1676年に拓かれた。そこは新たに発見された岩塩採掘場(rock-salt reserves)開発の儲かる商売のために建設された。
として知られ、現在ドンバスと呼ばれるその地域は18世紀の半ば、ロシア帝国が征服・併合するまで、広くウクライナ人のヘーチマン国家とトルコ人のクリミア・ハン国の支配下に置かれた。ロシア帝国に征服された領域は新ロシア()と呼ばれた。
産業革命がヨーロッパ中に定着するに伴い、19世紀中後半、その地域の膨大な石炭資源(1721年に発見)の開発が始まった。
「ドンバス」という名前がドネツ炭田(、)からの派生語と見做して、最も多くの石炭埋蔵量が発見されたドネツ川沿いの地域を表す用語として使用され始めるのはこの頃からである。
石炭産業の隆盛(その多くはロシア人住人の手によるものだった)はこの地域に顕著な人口増加をもたらした。
その地域はエカテリノスラフ県の
Bakhmut〔、
Slovianserbsk〔
及びマリウポリ諸郡に支配された。
今日、地域の最も重要な都市であるドネツィクは1869年にイギリスの実業家、によって
Oleksandrivka〔
のの町があった場所に創設された。ヒューズは製鉄所と幾つかの炭鉱を設立した。町は彼の名前をとってユゾフカ()と名付けられた。ユゾフカおよび同様の町の発展にともない、ロシア帝国のグベールニヤ(県)から大勢の土地を持たない農民が仕事を求めてやってきた。
1897年のによれば、地域人口の52.4%がウクライナ人であり、28.7%がロシア人だった。



タタール人もまたドンバス地域とりわけマリウポリ地区(そこでは人口の36.7%を占めた)において重要な存在だった。
にもかかわらず、ロシア人は産業労働力の多数派をなしていた。ウクライナ人は周辺(農村)地域を支配したが、都市にはしばしば、地域の重工業に職を求めてやってきたロシア人だけが居住した。職を求めて都市に流入したウクライナ人はロシア語を話す労働者階級に素早く吸収されてしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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