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ホモキラリティー : ミニ英和和英辞書
ホモキラリティー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ホモキラリティー : ウィキペディア日本語版
ホモキラリティー[ちょうおん]
ホモキラリティー (homochirality) はキラル分子において片側のエナンチオマー(鏡像異性体)だけが存在している(偏っている)ことを示すのに使う化学用語である。また、一種類の分子についてだけでなく、ある化合物群において立体化学が偏っていることを表すときにも使う。たとえば、生体内に於いて、ほとんど全てのアミノ酸は D体と L体のエナンチオマーのうち L体のみが存在する。糖質も、天然ではほとんどのものが D体のみ存在する。これらのように立体化学が偏って存在している現象がホモキラリティーである。なぜ生体分子においてこのようなホモキラリティーがあるのかについてはまだ解っておらず、研究が進められている段階である。
一般に、ホモキラリティー状態が生成するには3つの段階があると考えられている。
# 何らかの鏡像対称性の破れにより、エナンチオマーの均衡がくずれ、これによりホモキラリティーの生成がはじまる。
# 不斉増幅(キラル増幅)によって、鏡像体過剰率 (ee) が増加する。
# 不斉増幅により高い ee を持ったキラルな分子から、不斉転写(キラル転写)により別のキラルな分子が生成する。
すでにホモキラリティーが完成してしまった現在の生態系では、上記のうち 3番目の段階しか直接観察することができず、その前の段階は研究の中で実験系を通して推論するよりない。
== 不斉増幅 ==

近年、単純なアミノ酸を触媒とした不斉アルドール縮合などが知られてきた。その中に不斉増幅をともなうものもある。このことは、生態系においてアミノ酸がホモキラリティーの鍵物質だったのではないか、という主張の根拠となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホモキラリティー」の詳細全文を読む




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