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ヘーシオネー : ミニ英和和英辞書
ヘーシオネー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ヘーシオネー : ウィキペディア日本語版
ヘーシオネー[ちょうおん]

ヘーシオネー()は、ギリシア神話女神、もしくは女性。長母音を省略してヘシオネとも表記される。
*オーケアノステーテュースの娘で、プロメーテウスの妻〔アクーシラーオス断片33(『オデュッセイア』10巻2行への古註)。〕〔アイスキュロス縛られたプロメテウス』560。〕。
*ラーオメドーンの娘(以下に説明)。
*ナウプリオスの妻〔ケルコープス(アポロドーロスによる引用、2巻1・5)。〕。
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ヘーシオネー()は、ギリシア神話の女性である。トロイア王ラーオメドーンの娘で、ティートーノスラムポスヒケターオーンクリュティオスポダルケースプリアモス)、キラアステュオケーと兄弟〔アポロドーロス、3巻12・3。〕。サラミース島の王テラモーンとの間にテウクロスを生んだ〔アポロドーロス、3巻12・7。〕。
ヘーシオネーの父ラーオメドーンは、アポローンポセイドーンを雇ってトロイアに城壁を築いたが報酬を支払わなかった。このためトロイアは神の怒りに触れ、ポセイドーンは海の怪物を送り込んでトロイア人を襲せた。ラーオメドーンは災厄から逃れるため神託に従ってヘーシオネーを怪物に捧げた。そのときヘーラクレースがやって来て、怪物を倒し、ヘーシオネーを救い出した。しかしラーオメドーンはヘーラクレースにも報酬を払おうとしなかった。ヘーラクレースは復讐を誓ってトロイアを去っていった〔アポロドーロス、2巻5・9。ヒュギーヌス、31、89も参照。〕。
後にヘーラクレースはトロイアを征服し、ヘーシオネーはラーオメドーンや他の兄弟とともに捕らわれた。ヘーシオネーはヘーラクレースに助けてほしい者を1人選べと言われ、ポダルケースを選んだ。さらに何か代償を払って買い戻せと言われたので、頭からヴェールをとって代償とし、ポダルケースを自由の身にした。ラーオメドーンと他の兄弟たちは殺され、ヘーシオネーはテラモーンに与えられた。またポダルケースはこれにちなんでプリアモスと呼ばれるようになった〔アポロドーロス、6巻4。〕。
なおウェルギリウスによれば、後にヘーシオネーはサラミース島でプリアモスやアンキーセースの訪問を受けたとされる〔ウェルギリウス『アエネーイス』8巻157~158。〕。
==系図==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘーシオネー」の詳細全文を読む




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