翻訳と辞書
Words near each other
・ フォルガーチ通り駅
・ フォルガーチ通駅
・ フォルキア
・ フォルキュアス
・ フォルクオペラ歌劇場
・ フォルクス
・ フォルクスエンプフェンガー
・ フォルクストーン・インヴィクタFC
・ フォルクスパルクシュタディオン
・ フォルクスホッホシューレ
フォルクスワーゲン
・ フォルクスワーゲン グループ ジャパン
・ フォルクスワーゲン ブラチスラヴァ工場
・ フォルクスワーゲングループ
・ フォルクスワーゲングループジャパン
・ フォルクスワーゲンビートル
・ フォルクスワーゲン・ARVW
・ フォルクスワーゲン・CC
・ フォルクスワーゲン・EA266
・ フォルクスワーゲン・EA489


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

フォルクスワーゲン : ミニ英和和英辞書
フォルクスワーゲン[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フォルクスワーゲン : ウィキペディア日本語版
フォルクスワーゲン[ちょうおん]

フォルクスワーゲン( )は、ドイツニーダーザクセン州ヴォルフスブルクに本社を置く自動車メーカー。傘下の企業を合わせてフォルクスワーゲングループを構成する。
フォルクスワーゲンは1937年設立となっているが、旧フォルクスワーゲン製造会社は第二次世界大戦前にナチス政権の国策企業として設立され、会社としては第二次世界大戦終戦後のイギリス軍管理下で改組されたもので、工場と製品設計のみを継承したかたちとなっている。現在では世界119ヶ所に工場を持つ。社名はドイツ語で「国民車」を意味する。
== 来歴 ==

=== ヒトラーの国民車計画から始まったフォルクスワーゲン ===
アドルフ・ヒトラーが1934年のベルリンモーターショウで提唱した国民車(フォルクスワーゲン)計画に従い、著名な自動車設計者であるフェルディナント・ポルシェによって、進歩的なメカニズムを備えた流線型のリアエンジン小型車が開発された。後のフォルクスワーゲン・タイプ1となる車である。1936年に最初の試作車を完成、1938年に発表された。
当初ヒトラーはこの車を「フォルクスワーゲン(国民車)」と称していたが、最終的に1938年に、「KdF-Wagen(歓喜力行団の車)」と命名した。歓喜力行団とは、ドイツ労働戦線の一部局で労働者の余暇活動を活性化させる組織を指し、文字通り「ナチス政権下の国民車」としての意義を強調するものであった。
生産のために1937年5月28日フォルクスワーゲン準備会社(''Gesellschaft zur Vorbereitung des Deutschen Volkswagens GmbH'' )が創立され、1938年9月16日フォルクスワーゲン製造会社(''Volkswagenwerk GmbH'' )と名称変更。この国民車の大量生産を期し、歓喜力行団の車を生産する街 (''Stadt des KdF-Wagens'' )までもが新しく建設された。
しかし1939年9月に第二次世界大戦が始まるとフォルクスワーゲン製造会社は軍需生産に移行、歓喜力行団の車をベースにしたキューベルワーゲン等の軍用車両を生産、民需のフォルクスワーゲンを生産することはなかった。フォルクスワーゲンを購入するために労働者は余暇活動組織「歓喜力行団」を通じて積立金を支払っていたのであるが、民需生産の中止により実際の納車はなされなかった。
戦時中のフォルクスワーゲン製造会社の生産ラインにはポーランド、ウクライナ、ロシア、ベラルーシ、イスラエル、オランダ、フランス、オーストリアなど、近隣諸国からの約2万人の強制労働者や戦争捕虜、のちにはアウシュヴィッツ収容所の収容者が送り込まれ、過酷な労働を強いられ死に至る者もいた〔フォルクスワーゲン社史による。〕。
設計者のフェルディナント・ポルシェキューベルワーゲンシュビムワーゲン以外にティーガーI戦車を含めた軍用車輌開発に従事していた。そのような情勢でフォルクスワーゲン計画は立ち消えた形になったのである。
また、最近は高級SUVトゥアレグや、Fセグメントに属する高級セダンであるフェートンなどを発売し、社名(車名)そのものの大衆車メーカーから、高級車も手がけるブランドへと変貌を図っている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フォルクスワーゲン」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.