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ファルサロスの戦い : ミニ英和和英辞書
ファルサロスの戦い[たたかい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦い : [たたかい]
 【名詞】 1. battle 2. fight 3. struggle 4. conflict 

ファルサロスの戦い ( リダイレクト:ファルサルスの戦い ) : ウィキペディア日本語版
ファルサルスの戦い[ふぁるさるすのたたかい]

ファルサルスの戦い(ファルサルスのたたかい、:Battaglia di Farsalo)は、紀元前48年8月9日に、グナエウス・ポンペイウスらの元老院派ガイウス・ユリウス・カエサル率いるカエサル派の間で行われた戦いである。なお、表記はギリシア語表記で「マヒ・トン・ファルサロン」()、ラテン語表記(Pharsalus)からパルサルスの戦いファルサロスの戦いとも呼ばれる。ローマ内戦中の最大の激戦となった戦闘であり、カエサル派が元老院派を破った結果、カエサルはローマの覇権確立へ大きく前進した。
== 開戦まで ==
紀元前49年1月10日、カエサルがルビコン川を越えてイタリア本土へ侵攻すると、ポンペイウスと元老院派議員はギリシャへ向けて撤退し、防衛のために軍備を整えた。カエサルはこれを追う前に、ヒスパニアやマッシリア(現:マルセイユ)といった元老院派の勢力を叩いて地中海西域の安定化を図った(マッシリア包囲戦イレルダの戦い)。
カエサルは、西方属州のポンペイウス勢力を抑えた後、ギリシアに拠点を置くポンペイウスの本軍へ目を向けた。ポンペイウスは、大部分のローマ属州と同盟国に支えられた、優勢な軍勢と大量の艦隊を保持していた。
紀元前49年から紀元前48年の冬、カエサル軍と、少し後を進軍していたマルクス・アントニウスの軍はアドリア海を渡り、対岸のデュッラキウム(現・ドゥラス)で元老院派軍を包囲した。一方のポンペイウスは補給線を絶つことでカエサル軍が飢えることを狙った。カエサルはデュッラキウムの陣地を強襲するが失敗に終わり、テッサリアに追い込まれた(デュッラキウムの戦い)。元老院派軍はこれを追跡し、両軍はファルサルスで対峙した。
元老院派の軍は数では圧倒的であったが、経験でははるかに及ばなかった。ポンペイウス自身は食糧と資金不足で今にも陣営が崩壊しそうであったカエサル軍に対して、時間を稼いで磨滅させるべきと考えていたが、ポンペイウスの意見に賛同したのは海軍の指揮を取っていたマルクス・ポルキウス・カト(小カト)程度に留まり、元老院派の大半は弱っているカエサル派との決戦をポンペイウスに迫った。
中でも、マッシリアで敗退したルキウス・ドミティウス・アヘノバルブスは「戦闘を避けている」「王の中の王、アガメムノン」(共に独裁者の意味)とポンペイウスを罵り、イレルダで敗退したルキウス・アフラニウスは「ヒスパニアで敗退した時には買収されたと弾劾されたのに、その自分を買収した商人(カエサル)を相手に戦わないのか」と迫り、ポンペイウスはカエサル軍との決戦を決意するに至った。
元老院派は既に勝利を見越して、メテッルス・スキピオやドミティウスらは官職を巡って言い争いを始めた他、マルクス・トゥッリウス・キケロは陣営内を求められもしない冗談を言って回る始末であったが、決戦前に元老院派の騎兵部隊司令官ティトゥス・ラビエヌスが会議で「勝利を得るまでは戦場を離れない」と決意を述べて、元老院派は戦意を再び引き締めるに至った。
このときカエサルが保有していた軍団は以下の通りであった。
*ガリア戦争以来の歴戦の兵士 - 第10軍団エクェストリス(騎士)、第8軍団アウグスタ第9軍団ヒスパナ、第12軍団フルミナータ軍団(en
*内戦開始後に徴募された兵士 - 第1軍団ゲルマニカ第3軍団ガッリカ第4軍団マケドニカ
第9軍団などのカエサル子飼いの兵士達は、デュッラキウムの戦いやそれ以前の戦いで無様な敗北、銀鷲旗を奪われるなどの多くの失態を犯していたが、あえてカエサルは罰しなかった為、職業軍人としてかなりの恥辱を感じており、それを挽回しようとかなり意気が上がっていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ファルサルスの戦い」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Battle of Pharsalus 」があります。




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