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ピュシオロゴス : ミニ英和和英辞書
ピュシオロゴス
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ピュシオロゴス ( リダイレクト:フィシオロゴス ) : ウィキペディア日本語版
フィシオロゴス

フィシオロゴスギリシア語 : ', ラテン語 : ''Physiologus'')は、中世ヨーロッパ聖書と並んで広く読まれた教本である。表題の「フィシオロゴス」とは、ギリシア語で「自然を知る者、博物学者」と言う意味である。ヨーロッパでは、5世紀までに訳された、ラテン語版に従って「フィシオログス」(''Physiologus'')と呼ばれている。
さまざまな動物植物鉱物容姿、習性、伝承が語られ、これに関連して宗教上、道徳上の教訓が、旧約聖書新約聖書からの引用によって表現されている。とくにラテン語版は、のちに中世ヨーロッパで広く読まれる動物寓意譚(''Bestiarium'')の原型になったと言われる。, ラテン語 : ''Physiologus'')は、中世ヨーロッパ聖書と並んで広く読まれた教本である。表題の「フィシオロゴス」とは、ギリシア語で「自然を知る者、博物学者」と言う意味である。ヨーロッパでは、5世紀までに訳された、ラテン語版に従って「フィシオログス」(''Physiologus'')と呼ばれている。
さまざまな動物植物鉱物容姿、習性、伝承が語られ、これに関連して宗教上、道徳上の教訓が、旧約聖書新約聖書からの引用によって表現されている。とくにラテン語版は、のちに中世ヨーロッパで広く読まれる動物寓意譚(''Bestiarium'')の原型になったと言われる。
== 歴史 ==
『フィシオロゴス』は、2世紀アレクサンドリア、もしくは4世紀カエサレアで名前不詳のキリスト教徒達が当時世間に流布していた口頭伝承を、ギリシア語で編み、刊行された。その意図は、さまざまな動物、植物、鉱物を象徴化、寓話化して、宗教的伝統の中に位置づけることによって、キリスト教世界の再構成を目的としていた。これらは初期のキリスト教徒達によって民衆教義を親しみやすくするための寓話として使われた。
『フィシオロゴス』に編集されている動物説話の内容は、インドヘブライエジプトの動物伝承とアリストテレス前384322)の『動物誌』(前343年頃)やプリニウス22 / 2379)の『博物誌』(77年)のような著書から来ている。そこには実在のものだけではなく、ユニコーンセイレーンケンタウロスなどの架空生き物についての記述も含まれている。
その後、約1000年にわたって、ゲーズ語コプト語アルメニア語シリア語アラビア語ラテン語ロマンス語ゲルマン語アングロ・サクソン語スラヴ語などに翻訳された。その内容は版ごとに変わっていき、中には原典をほとんど焼き直ししたようなものもみられる。9世紀カロリング朝時代のフィシオロゴスの写本には25点の彩色画が挿絵として添えられた。フィシオロゴスの報告は成立しつつあった中世学問博物学地誌学によって引き継がれ、古代著述家情報と混同された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィシオロゴス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Physiologus 」があります。




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