翻訳と辞書
Words near each other
・ パーク郡 (コロラド州)
・ パーク郡 (モンタナ州)
・ パーク郡 (ワイオミング州)
・ パーコレイション
・ パーコレイト
・ パーコレーション
・ パーコレーション法
・ パーコレータ
・ パーコレーター
・ パーコー
パーコール
・ パーコール (曖昧さ回避)
・ パーコー麺
・ パーゴ (原子力潜水艦)
・ パーゴ (潜水艦)
・ パーゴラ
・ パーゴルフ
・ パーゴ・デル・ヴァッロ・ディ・ラウロ
・ パーゴ・ヴェイアーノ
・ パーサ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

パーコール : ミニ英和和英辞書
パーコール[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

パーコール : ウィキペディア日本語版
パーコール[ちょうおん]

パーコール(Percoll)は遠心分離において効率的な密度勾配を作成するための試薬である。1978年に Pertoft らによって報告され、以降生化学医学細胞生物学等の各分野で利用されている。主に特定の細胞細胞小器官ウイルス等を遠心分離で単離するために用いられる。パーコールは、ポリビニルピロリドン(PVP)でコートされた直径 15-30nm のケイ酸コロイド粒子(含水率23%)より成る。パーコールは他の密度勾配の基質と比較して粘性が低く、浸透圧が小さく細胞毒性を持たないために実験操作に適している。
「Percoll」はGEヘルスケア登録商標である。
== 生殖補助医療における利用 ==
パーコールはかつて(ART)において、体外受精人工授精の際に密度勾配遠心によって精液から精子を分離するために用いられていた。しかし1996年、(当時パーコールの製造元であった)ファルマシア社は、「パーコールは実験目的でのみ利用されるべきであり、臨床に使うべきではない」とする書簡を医療機関に送った。ファルマシア社はパーコールを精子分離のための製品としては展開しておらず、そのような臨床向けの製品はファルマシア社の製品をサードパーティーが再パッケージ化し、販売していたものだった。アメリカ食品医薬品局の警告状によれば、未確認ながら PVP は精子に損傷を与える可能性があり、またパーコールの特定のロットには高レベルのエンドトキシンを含むものが確認されているとの事であった。エンドトキシンは重度の炎症発熱を引き起こし得るため、後者の問題は精子に限らず患者の体内に戻す全ての細胞について憂慮される問題であった。これらの報告を受け、ART に用いられる密度勾配の基質は他のコロイドに変更された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パーコール」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.