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パリ砲 : ウィキペディア日本語版
パリ砲[ぱりほう]

パリ砲(パリほう、''Paris-Geschütz'')は、第一次世界大戦期、ドイツ軍パリを砲撃するために製造した巨大な列車砲である。1918年3月から8月まで使用された。第一次世界大戦を通して最も大きなであり、超巨大砲(supergun)と考えられた。この大砲は「カイザー=ヴィルヘルム砲」(独:''Kaiser-Wilhelm-Geschütz'')とも呼ばれる。
== 概要 ==
空気の薄い上空にまで砲弾を打ち上げると、空気抵抗の影響を受けないことから射程が驚異的に伸びることに着目して開発された、超長砲身の大砲である。純戦術的には有効な大砲ではない。ペイロード(弾頭荷重)は少なく、弾丸発射の摩耗から砲身を定期的に交換する必要があり、精度も都市のどこかを狙えるという程度であった。しかしながら、ドイツの目的は、パリ市民を心理的に攻撃することにあり、都市そのものを破壊することではなかった。
しばしば、1914年にリエージュ要塞を砲撃した「ベルタ砲」(または「大ベルタ砲」、独:''Dicke Bertha'')〔Dicke Berthaは、ドイツ語で「太ったベルタ」。ベルタはドイツの普遍的な女性名で、フォネティックコードで使われている。〕と混同され、フランス人はパリ砲をこの名前で呼んだ。同様に、より小さい「ランゲ・マクス砲」(独:''Lange Max'')〔Lange MaxはLong Maxと等価で「最大射程」。〕とも混同される。これらの有名な砲類はすべてクルップ社により製造され、類似点はそこに帰着する。
この砲は、バビロン・プロジェクトと呼ばれるイラクスーパーガン多薬室砲、ムカデ砲)構想(湾岸戦争で破壊された)を率いた、ジェラルド・ブルに多大な影響を与えた。彼はパリ砲の歴史を研究し、この砲に関する書籍を出版した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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