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ノース人によるアメリカ大陸の植民地化 : ミニ英和和英辞書
ノース人によるアメリカ大陸の植民地化[のーすじんによるあめりかたいりくのしょくみんちか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
アメリカ大陸 : [あめりかたいりく]
 【名詞】 1. American continent 2. the Americas
大陸 : [たいりく]
 【名詞】 1. continent 
: [りく, ろく]
 (adj-na,n) six (used in legal documents)
植民 : [しょくみん]
  1. (n,vs) colonization 2. colonisation
植民地 : [しょくみんち]
 【名詞】 1. colony 
植民地化 : [しょくみんちか]
 【名詞】 1. colonization 2. colonisation
: [たみ]
 【名詞】 1. nation 2. people 
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
: [か]
 (suf) action of making something

ノース人によるアメリカ大陸の植民地化 : ウィキペディア日本語版
ノース人によるアメリカ大陸の植民地化[のーすじんによるあめりかたいりくのしょくみんちか]

ノース人によるアメリカ大陸の植民地化(ノースじんによるアメリカたいりくのしょくみんちか、)は、10世紀には既に始まっており、ノース人(あるいはノルマン人)の船乗り(ヴァイキングと呼ばれることが多い)が北アメリカの北東縁を含め北大西洋地域を探検し開拓した。
グリーンランドにおけるノース人植民地はほぼ500年間続いたが、これに対して北アメリカ大陸の開拓地は規模が小さく、恒久的なものにまでは発展しなかった。航海がなされる合間に、例えば木材の伐採などを行った可能性があるが、北アメリカ本土にノース人が開拓地を維持したという証拠は無い〔Irwin, Constance; Strange Footprints on the Land; Harper&Row, New York, 1980; ISBN 0-06-022772-9〕。
== グリーンランド ==

アイスランド人のサガに拠れば、アイスランドからのノース人が最初にグリーンランドを開拓したことになっている。時期は980年代であった。このサガが開拓当初のことについて与えてくれる情報の、その信憑性を疑う特別な理由は無いが、サガとは中世アイスランドの書き手や聴衆の文学的先入観を表したものであるだけに、常に信頼できるものではない。このためノース人によるグリーンランドの歴史について、これを一次資料として扱うことはできない〔Grove, Jonathan. 2009. "The place of Greenland in medieval Icelandic saga narrative" , in ''Norse Greenland: Selected Papers of the Hvalsey Conference 2008'', Journal of the North Atlantic Special Volume 2, 30–51〕。赤毛のエイリーク古ノルド語ではEiríkr rauði)は、過失による他者の死を犯した後、アイスランドから追放された。その追放の3年の間に、彼はグリーンランドの無人の南西海岸を探検したと言われている。エイリークはこの地域に開拓者を招き入れようと考え、植民の意思を潜ませている者たちを惹き付けるため、わざとグリーンランドという名を選んだ。彼は「この土地に良い名前を与えれば、人々はそこへ移り住みやすくなるだろう」と述べた〔Íslendingabók at Wikisource〕。彼は、自らの名前をつけたエイリークスフィヨルドという長いフィヨルドの奥地に、その領地「ブラッターフリーズ」を建設した。彼に従った者達にはその土地を分け与えた〔Wernick, Robert; ''The Seafarers: The Vikings,'' (1979), 176 pages, Time-Life Books, Alexandria, Virginia: ISBN 0-8094-2709-5.〕 。
開拓の最盛期には東と西の2つの開拓地があり、人口は3,000人から5,000人、少なくとも400の農園が考古学者によって同定されている〔。ノース人のたてたグリーンランドには、ガーダーに司教館があり、セイウチの牙、毛皮、ロープ、あるいはアザラシの脂身、ホッキョクグマのような生きた動物、牛皮革などを輸出した。1261年、住民はノルウェー国王の支配を受け容れたが、独自の法を持ち続けた。1380年、ノルウェー王国はデンマーク王国と私的な合併を締結した(デンマーク・ノルウェー連合王国)。

植民地は14世紀に衰退し始めた。西の開拓地は1350年頃に放棄され、1378年にはガーダーの司祭も居なくなった。1408年に1件の婚姻が記録された後、開拓者に関わる記録は残されていない。東の開拓地は15世紀後半にはなくなった可能性がある。ただし、正確な年代は特定できていない。最近(2002年)の放射性炭素年代測定によって、ノース人の開拓地は西暦1430年プラスマイナス15年まで存在したことが分かった。この衰退を説明するため、幾つかの説が提示されてきた。この頃の小氷期によってグリーンランドとヨーロッパとの航海が難しくなり、さらにはグリーンランドで農業を営むことが難しくなったこと。またグリーンランドが輸出していた牙はアフリカからのより安価な象牙によってヨーロッパ市場での競争力が無くなったこと、などである。グリーンランドに住む人々との接触が無くなったにも拘わらず、ノルウェー=デンマーク王室はグリーンランドを領有地であると考え続け、この島の存在が地理学者から忘れられることはなかった。グリーンランドより西にある土地も記憶されていた可能性がある。
グリーンランドに、昔のノース人の文明が残っているかどうかは分からなかった。もし仮に残っていたとして、スカンディナビア半島宗教改革が進んでから200年も経った末、カトリックが残っているかも分からないままに、1721年にはノルウェーの宣教師ハンス・エーゲデが率いる商人と聖職者の合同遠征隊が派遣された。この遠征隊はヨーロッパ人の生存者を発見できなかったが、この島に対するデンマークの領有主張の始まりになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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