翻訳と辞書
Words near each other
・ ニトロ
・ ニトロ (バンド)
・ ニトロ+
・ ニトロ+ロワイヤル
・ ニトロ+ロワイヤル -ヒロインズデュエル-
・ ニトロアニリン
・ ニトロアミン
・ ニトロアルカンオキシダーゼ
・ ニトロアルドール反応
・ ニトロイミダゾール
ニトロイルイオン
・ ニトロウォーズ
・ ニトロエタン
・ ニトロカルボール
・ ニトロキシドスピンラベル
・ ニトロキノリン-N-オキシドレダクターゼ
・ ニトログアニジン
・ ニトログリコール
・ ニトログリコール中毒
・ ニトログリセリン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ニトロイルイオン : ミニ英和和英辞書
ニトロイルイオン
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ニトロイルイオン ( リダイレクト:ニトロニウムイオン ) : ウィキペディア日本語版
ニトロニウムイオン

ニトロニウムイオン (nitronium ion) は、化学式 NO2+ で表される不安定な陽イオンである。ニトロイルイオンとも呼ばれる。二酸化窒素分子から電子を1個除去することによって、もしくは硝酸プロトン化することによって生じる。
通常は安定に存在しないが、他の物質をニトロ化する求電子剤として使用される。硫酸と硝酸を混合すると平衡において生じる。
: 2 H2SO4 + HNO3 → 2 HSO4 + NO2+ + H3O+
五酸化二窒素は固体状態でニトロニウムイオンと硝酸イオンの対の形で存在する。しかし、五酸化二窒素の液体や気体中には存在しない。求核力の低い陰イオン(過塩素酸イオンなど)と結合した過塩素酸ニトロイルなどは単離できるが、非常に反応性が高い。
ニトロニウムイオンは二酸化炭素と等電子構造であり、O-N-O 結合角は180度である。
== 関連化合物 ==
フッ化ニトロイル塩化ニトロイルなどは、沸点が低いこと(それぞれ−72 と−6 )や N-X 結合が短いこと(それぞれ135 pmと184 pm)が示す通り、ニトロニウム塩ではなく共有結合性の化合物である〔Cotton, F. A.; Wilkinson, G. (1988). ''Advanced Inorganic Chemistry'', 5th Ed., Wiley, p. 333.〕。
テトラフルオロホウ酸ニトロイルは安定な固体で、試薬として販売されており、有機合成においてニトロ化剤として用いられる。
ニトロニウムイオンに1個電子を追加すると、中性のラジカルの二酸化窒素となる。関連する陰イオンは亜硝酸イオン NO2 である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニトロニウムイオン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nitronium ion 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.