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ニセ赤報隊実名手記事件 : ミニ英和和英辞書
ニセ赤報隊実名手記事件[にせせきほうたいじつめいしゅきもんだい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あか, あけ]
 (n) 1. red 2. crimson 3. scarlet 4. communist
: [ほう]
  1. (n,n-suf) information 2. punishment 3. retribution 
: [たい]
 【名詞】 1. party 2. company 3. body (of troops) 4. corps
: [み, じつ]
 【名詞】 1. fruit 2. nut 3. seed 4. content 5. good result 
実名 : [じつめい]
 【名詞】 1. real name 
: [な]
 【名詞】 1. name 2. reputation 
名手 : [めいしゅ]
 【名詞】 1. expert 
: [て]
 【名詞】 1. hand 
手記 : [しゅき]
  1. (n,vs) note 2. memorandum 
: [き]
 (n,n-suf) chronicle
記事 : [きじ]
 【名詞】 1. article 2. news story 3. report 4. account 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

ニセ赤報隊実名手記事件 : ウィキペディア日本語版
ニセ赤報隊実名手記事件[にせせきほうたいじつめいしゅきもんだい]
ニセ赤報隊実名手記事件(にせせきほうたいじつめいしゅきもんだい)とは雑誌『週刊新潮』が、朝日新聞阪神支局襲撃事件を含めた赤報隊事件に実行犯として関与したと名乗る男の実名手記という形式の記事を4回連載し、後に虚報と判明した事件。週刊誌業界における大スキャンダルの一つと扱われている。
==経緯==

===‘実名手記’の連載===
『週刊新潮』2009年2月5日号(1月29日発売)から4回の連載として、「実名告白手記 私は朝日新聞阪神支局を襲撃した!」とするタイトルで、朝日新聞記者2人を殺傷した朝日新聞阪神支局襲撃事件及び他3件(東京本社銃撃事件、名古屋本社寮襲撃事件、静岡支局爆破未遂事件)を含めた4件の赤報隊事件に実行犯として関与したと名乗る元暴力団員の男性(以下、S)の手記を掲載した。赤報隊事件は2003年に全事件の公訴時効が成立していた。
しかし、発売日の「朝日新聞」夕刊で、「事件の客観的事実と明らかに異なる点が多数ある」と批判され〔本社阪神支局事件 実行犯を名乗る男、週刊新潮に手記 asahi.com 2009年1月29日〕、他誌の記者からも「ガセ(偽)報道」と指摘される〔発売前にガセといわれている!「私は朝日新聞阪神支局を襲撃した」 現役雑誌記者によるブログ日記 2009年1月28日)〕。翌週以降も連載を続けたが、ライバル誌から「朝日が相手にしなかった『週刊新潮』実名告白者」〔週刊文春 2009年2月12日号〕、「週刊新潮『実名告白者』の正体」〔週刊文春 2009年2月19日号〕などと、Sの元妻の証言を掲載して新潮の報道内容の真実性に疑問を呈される。この記事で襲撃を依頼したとされる駐日米国大使館も「ばかげた記事であり、真剣にコメントをするに値しません」とする〔殺害依頼は「米大使館職員」 新潮記事に報道官「ばかげてる」 J-cast 2009年2月5日〕。
他メディアからの批判に関わらず、週刊新潮は全4回の連載を予定通り続けたが、連載終了後の2009年2月23日、朝日新聞は朝刊で一ページ全面を使って「週刊新潮『本社襲撃犯』手記 『真実性なし』本社判断」とする検証記事を掲載した。生存者の証言から「犯人は目出し帽で顔を隠していた」「緑色の手帳を持ち帰ってない」「犯人は「5分動くな」と言ってない」とし、「二連式で7連発のレミントン製の散弾銃は存在しない」など数多くの客観的事実との相違を指摘し、「連載を読み進めるうち、『いい加減にしてほしい』と怒りがこみ上げてきた」「事実と明らかに異なり、創作としか思えない話が延々と続く」「『虚報』の責任は証言者だけではなく、新潮社も負わなければならない」と、極めて厳しい非難を浴びせかけた。
また、「襲撃を指示した」と名指しされた元米国大使館職員の男性は、「告白者」のSから過去に金を騙し取られた上、記事の開始前に呼び出されて無断で顔写真などを隠し撮りされて掲載されたとし、取材にも明確に否定したにもかかわらず、「極めて愚劣な記事を公表した」として新潮社を訪れて謝罪と訂正を求めた〔新潮社に虚偽と抗議 「本社襲撃」手記で元米大使館員 asahi.net 2009年2月23日〕。新潮側は編集長名の文書で「Sの記述には十分な配慮をした。S本人と特定されないよう仮名にし、写真にはモザイクをかけた」と説明したが、記事の真偽については言及せず謝罪も訂正もしなかった〔新潮、元大使館職員に謝罪・訂正せず 朝日襲撃手記問題 asahi.com 2009年2月28日〕。この元男性職員は、Sが「都内で朝日襲撃を依頼された」とした1986~87年は「在福岡米国領事館勤務で都内にはいなかった」「米国大使館で働いていた数年前、Sの電話を初めて受けて借金を申し込まれ3万円を振り込んだだけで、2009年1月、金を返すと言われて会うまで面会してない」「私への取材のうちS氏の主張に沿わない部分は掲載されていない。週刊新潮には法的措置も考える」と主張している〔週刊新潮「朝日襲撃犯」手記、「指示役」男性が関与を否定 YOMIURI ONLINE 2009年2月26日〕。
さらに他の新聞各紙も、一斉に新潮の報道内容を非難した〔「新潮社に説明責任」…阪神支局襲撃報道で識者 YOMIURI ONLINE 2009年2月24日〕〔週刊新潮は「孤立無援」「朝日襲撃犯」手記に新聞各社猛反論 J-cast 2009年2月24日〕。元週刊現代編集長の元木昌彦は、「連載を読む限り、新潮がどれだけ裏付けをとったのか見えない」「出ている材料は状況証拠ともいえないものばかり」と批判し、新潮が掲載した朝日の検証記事に対する反論〔週刊新潮 2009年3月5日号〕についても「朝日の言葉の揚げ足とりで終始している」と断じた〔新潮VS朝日「襲撃犯告白」バトル 「これで終わり」じゃ納得できない J-cast 2009年2月26日〕。また、記事で「赤報隊の犯行声明文を書いた」として新右翼活動家の野村秋介を名指ししたが、野村の筆頭門下生で右翼団体「大悲会」を継承した蜷川正大は自身のブログで「虚報」「ヨタ記事」「新潮を支持したり、記事を肯定するマスコミやマスコミ人が誰一人としていない」と切って捨て、「新潮に反撃する」と明言した〔さあ「週刊新潮」への反撃が始まった 2009年2月24日 白雲去来 蜷川正大の日々是口実 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニセ赤報隊実名手記事件」の詳細全文を読む




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