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トリコモナス目 ( リダイレクト:トリコモナス類 ) : ウィキペディア日本語版
トリコモナス類[とりこもなするい]

トリコモナス類(トリコモナスるい、; )は嫌気性で通常4~6本の鞭毛を持つ単細胞原生生物の一群である。多くは動物の寄生虫ないし共生体である。骨膜鞭毛虫とも呼ばれ、トリコモナス などが含まれる。
現在の分類では、トリコモナス綱 の中に、トリコモナス目 と が含まれる(属数・種数的に大半はトリコモナス目)。
かつては形質にもとづき定義され、 もしくは には、ヒストモナス二核アメーバ など、(同じパラバサリアではあるが)系統的に離れた群が含まれていた。しかしそれらは、ヒポトリコモナス綱トリトリコモナス綱クリスタモナス綱 (一部)に分離された。
== 特徴 ==
典型的には細胞の頂端から4~6本の鞭毛が生えており、そのうち1本は後曳鞭毛 () となって波動膜 () をともなう。
トリコモナス目は、波動膜の下に、基条 (、コスタ) という繊維状の支持構造がある。ただし、トリコモナス綱に含まれる には基条はない。これらに対し、旧トリコモナス類のうちトリコモナス綱から分離されたグループは、やはり基条を持つが、トリコモナス目のB型 () に対し、いずれもA型 () である。
通常は軸桿 () や副基体 () を備える。「トリコモナス型軸桿 ()」は、旧トリコモナス類の大半に共通している。それに対し、トリトリコモナス綱の一部は例外的に構造が単純化しており、ヒストモナスには鞭毛1本と縮退した軸桿「トリトリコモナス型軸桿 ()」しかなく、二核アメーバに至っては鞭毛も基底小体も軸桿もない。
栄養は貪食飲作用により摂取するが、とくに決まった細胞口はない。
トリコモナス類は特徴的な縦二分裂によって増殖し、比較的短い時間で多数の栄養体を生じる。シストを形成することがなく、そのため寄生部位が直接接触することで次の宿主へと伝播する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トリコモナス類」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Trichomonad 」があります。




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