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スンナ派 : ウィキペディア日本語版
スンナ派[すんなは]

スンナ派アラビア語: 、ラテン文字転写:Ahl as-Sunnah (wa’l-Jamā‘ah))、あるいはスンニ派(日本では報道などでこちらが一般的に知られる)は、イスラム教イスラーム)の二大宗派のひとつとされる。他のひとつはシーア派である。イスラームの各宗派間では、最大の勢力、多数派を形成する。
== 名称 ==
アラビア語では字義的には「スンナとジャマーアの民」 أهل السنة و الجماعة Ahl al-Sunna wa al-Jamā‘a (または単に「スンナの民」 أهل السنة Ahl al-Sunna )というが、「預言者ムハンマドの時代から積み重ねられた『慣行』(al-Sunna スンナ)および正統なる『(イスラーム)共同体』(al-Jamā‘a ジャマーア)に従う・護持する人々」というほどの意味で、アラビア語ではさらにこれを略して「スンナに従う人」を意味する「スンニー( Sunnī)」の語からスンニ派とも呼ばれる。
日本語訳では「派」と表記されるが、分派や宗派という意味合いがある訳ではない。預言者ムハンマド没後の初期イスラーム時代、ハワーリジュ派シーア派などの分派活動に対して、イスラーム共同体の団結と共同体におけるコンセンサス形成を重視し、結果多数派を形成するに至ったものである。「スンナとジャマーア」という語彙が示す通り、この名称は預言者ムハンマドに由来する慣行(スンナ)と同じく預言者ムハンマド以来の共同体(ジャマーア)こそが「イスラーム共同体」の最大公約数である、かつまたそうあるべきである、との認識に基づいた呼称(自称)である。
ハワーリジュ派やシーア派との抗争の例に見られるように、これらの呼称はイスラーム共同体の「あり方」に関わる問題であって、イスラームの宗教的根幹である神の唯一性(タウヒード)や聖典『クルアーン』そのものといった信仰箇条については、スンナ派やシーア派等では目立った相違はない。〔小杉泰「スンナ派」『岩波イスラーム辞典』岩波書店、2002年、p500〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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