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スポーツコンパクト : ミニ英和和英辞書
スポーツコンパクト[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

スポーツコンパクト : ウィキペディア日本語版
スポーツコンパクト[ちょうおん]

スポーツコンパクトSport compact)とは、もともとはアメリカでの自動車の分類のひとつである。コンパクトカーCompact car)のサブカテゴリで、販売統計や保険でもこの呼称が用いられている。その名のとおり、小型の、主にFF乗用車をベースに、動力や足回りの能力を高めたモデルのこと。ベースモデルにハッチバックタイプが多いことから、欧州日本では、一般的に「ホットハッチ」(Hot hatch)とも呼ばれる。スポーティーなスタイルの専用ボディーを与えられることもある〔例として、フォルクスワーゲンゴルフ GTi、シロッコ(Scirocco)、コラード(Corrado)や、ボルボ 480(Volvo 480)、ホンダCR-Xシビック Siや、アキュラ・インテグラなどが挙げられる。〕。
しかし、日本国内においては、主にアメリカ西海岸における小型乗用車を使ったカスタム手法を日本に持ち込んだ物で、アメリカで販売される日本メーカーなどの「スポーティーカー」や、若者が手に入れられる安価な小型車(コンパクトカー)を日本やアメリカのパーツで高性能に仕上げた「チューニングカー」を指す。ホンダをはじめとした日本車が中心。これらは「スポコン」と略される事が多い。
本稿では、主に後者の「スポコン」について解説する。
== 歴史 ==

===発祥===
アメリカ在住の有色人種からの発祥と言われ、若い彼らが安価に手に入れることができ、なおかつ高性能な日本車を改造して1/4マイル(約400メートル)での速さを競う非合法のストリートレースや、週末のドラッグレースジムカーナなどの草レースに出始めたのが発祥とされている。
ジャンルとして確立されだしたのは1980年代中盤であるとされているが、北米のインポートシーンではアジア系移民を中心に日本車を使ったカスタムが1970年代頃から散見されるようになっていた(それ以前にも1960年代末のフェアレディZのヒットにより、北米での日本車を用いたカスタムは一定の地位を獲得していた)。また1970年代中盤から1980年代にかけてのオイルショックの影響で小型FF車(いわゆるサブコンパクトカー)の需要が急激に伸びており、従来のFR一辺倒だった北米市場においての自動車勢力図に変化が現れていた。
しかし小型FF車の需要が伸び始めていたとはいえ、当時の北米のカスタムシーン、あるいは外車を用いたインポートシーンにおいては、日本車を初めとした小型FF車といえば(VWゴルフ / ジェッタ・ヒュンダイポニーなどの欧州車・韓国車などと共に)「安価で壊れにくいが、維持費の安い学生の足車や買い物車」といった認識が大勢を占めており、スポーツカスタムのベースに選ばれるようなものではなかった。
だがCR-Xが軽量で軽快な運動性を持つ「スケートボードGT」としてヒットし、それに続くホンダ製をはじめとするFFコンパクトカーが台頭してくるとたちまちその認識が変化することとなった。
手ごろな価格で走行性能が獲得できることもあいまってサンデードラッグレースなどでもその姿を見かけることが多くなり、本格的にチューンナップを初めとするカスタムを施すものも現れ、現地でアフターマーケットパーツも生産されるようになっていった。
そしてVTECエンジンを搭載したアキュラ・インテグラが登場するとその人気は決定的なものとなり、インポートシーンは特に日本車人気の影響からFF駆動系一色の様相を見せていくこととなった。
その頃からインポートシーンでのカスタム手法も徐々に変化し、従来はホットロッドHot rod)寄りであった改造手法が、当時のホンダのレースシーンでの活躍から、カーレースを意識したものにシフトしていった。
これはアメリカに古くから存在した白人主導文化の「ホットロッド」、ラテンアメリカ系のチカーノによる「ローライダー」に対するアジア系移民主導版ともいえる。
初期には日本からやってきた高性能な小さな車ということから、「ライスロケット」と呼ばれた。当初はアジア系移民を中心に行われていたが、現地の自動車カスタム誌などに徐々に取り上げられるようになり、現在は人種に関係なく親しまれ、カスタムの一ジャンルとして市民権を得ている。
またカスタムを行う人種によりその方向が若干異なっており、それにはそれぞれの民族性、文化、慣習が関わっているとされる。モアパワーを好む白人はファニーカーの流れを汲むカスタムを施し、黒人や南部系の者はローライダーの流れを汲むメッキパーツの多用や油圧系のカスタムを施す傾向が強い。そしてアジア系の者に関しては当初からスピードレーサー志向が強く、JDMなどのハイテク寄りなカスタムを施す傾向があるとされている。
現在では近年のドリフトブームの影響もあり、FR車を用いたカスタムも勢力を拡大しているが、カスタマーレベルでの主流は相変わらずFFコンパクトカーである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スポーツコンパクト」の詳細全文を読む




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