翻訳と辞書
Words near each other
・ ジャン・セネビエ
・ ジャン・セルジュ・エッスー
・ ジャン・セルヴェ
・ ジャン・ソバニャルグ
・ ジャン・ソレル
・ ジャン・ソンマン
・ ジャン・ソヴァニャルグ
・ ジャン・タイクァン
・ ジャン・タライラッハ
・ ジャン・タルデュー
ジャン・ダバン
・ ジャン・ダランソン
・ ジャン・ダルトワ
・ ジャン・ダルブレ
・ ジャン・ダングレーム
・ ジャン・ダンジュー
・ ジャン・ダヴィッド・モルヴァン
・ ジャン・チェンミン
・ ジャン・チベリ
・ ジャン・チャンジェ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ジャン・ダバン : ウィキペディア日本語版
ジャン・ダバン
ジャン・ダバン(Jean Daban、1889年7月9日 - 1971年8月13日〔http://pt.wikipedia.org/wiki/Jean_Dabin〕)は、ベルギー法学者第二次世界大戦後の自然法論の再生に力を尽くした〔中山竜一『二十世紀の法思想』(岩波書店,2000年)29頁〕。
== 人物 ==
ベルギーのリエージュに生まれ、郷里の大学を卒業して弁護士となる。第一次世界大戦中、ドイツ軍がベルギーに不法侵入した際には、「ディナン虐殺の真相」というパンフレットを書いて対独レジスタンスを行い投獄された。その後はリエージュ大学でしばらく教えた後、ルーヴァン大学に招聘され、退官まで40年間教えた。
フランソワ・ジェニートマス主義法哲学の継承者であったが、「組織された社会の規範」ということに法概念の核心を見いだし、その点では自然法論者であったジェニーとすら袂を分かつ〔水波朗『トマス主義の法哲学』(九州大学出版会,1987年)37-38頁〕。彼は、人間の本性の一定的傾向としての倫理自然法の存在を肯定するが、それは法的思考における所与のものではなく、その意味で「法律家の法」たりえず、法律的自然法なるものは存在しないとした〔ジャン・ダバン『法の一般理論』(水波朗訳、創文社,1961年)訳者あとがき〕。これは、倫理的自然法を無批判に受容することに本能的に反発する多くの法律家を満足させた〔水波朗『トマス主義の法哲学』(九州大学出版会,1987年)105頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジャン・ダバン」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.