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ザンスカール : ミニ英和和英辞書
ザンスカール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ザンスカール : ウィキペディア日本語版
ザンスカール[ちょうおん]



ザンスカール (Zanskar) は、カルギル地方(インド北西部のジャンムー・カシミール州の一部)にある高地の地名である。チベット系民族が住み、広義のラダックの一地方とも見なされる。ラダック王国に服属していたが、19世紀に同王国とともにカシミール王国へ併合された。また古くはグゲ王国 (Guge) や吐蕃王国の版図に属していた。ザンスカールはチベット語で「白い銅」を意味し、の産地として知られていたことに由来する。チベット文字ではཟངས་དཀར། (zangs dkar) と書き、ではザンスカール、標準チベット語ラサ方言)ではサンカルと読む。ザンスカール当地の方言でもザンカルに近い。 (dpa' gtum: Padum) がこの地方の中心都市である。
==地理==

ザンスカールは標高3500mから7000mに及ぶ高地で、約7000平方キロメートルの面積がある。このザンスカール高地はザンスカール河の2つの支流域から成る。ドダ河(Doda)はペンシ峠(Pensi-La,4400m)の近くにその源があり、パドゥム(Padum,ザンスカールの首都)の方へ延びている本谷に沿って南東に流れている。もう一つの支流はルンナク河(Lungnak)(またはリンティLingti、あるいはツァラプTsarapとも言う)で、その河はさらに二つの支流に分かれる。
一つはシンゴ峠(Shingo-La)の近くを源流に持つクルギアク河(Kurgiakh-chu)である。もう一つはバララチャ峠(Baralacha-La)の近くを源流に持つツァラプ河(Tsarap-chu)である。これらの2本の支流は、プルネ村(Purne)の下で合流し、ルンナク河になる。ルンナク河は北西方向に延びる非常に険しい渓谷を通り、パドゥム谷に流れ込む。そこでドダ河と合流しザンスカール河となる。

ザンスカール河は、ラダックでインダス河にぶつかるまで北東方向に進む。ドダ谷とリンティ-クルギアク谷(Lingti–Kurgiakh)の両側には北西から南東方向に延びる高山帯が横たわっている。
ザンスカールの南西方向にはヒマラヤ山脈があり、ザンスカールをキツワル(Kisthwar)とチャンバ盆地(Chamba)から隔てている。北東方向にはザンスカール山脈があり、ザンスカールをラダックと隔てている。全てのザンスカールの河川はザンスカール河に注ぎ、ザンスカール山脈に切り立った渓谷を形成し、この地方唯一の出口となっている。
これらの地形上の特徴は、ザンスカールへのアクセスの難しさを説明している。ヒマラヤ地域との交流は、結氷期のザンスカール河と山岳地帯を通ることによって行なうしかない。カルギリからのもっとも簡単なアプローチでも、険しいスル谷を通り抜けペンシ峠を越えなければならない。1979年このルートにザンスカールにおける唯一そして初めての自動車道ができた。この自動車道によってパドゥムが、ラダックを通りスリナガルと結ばれた。
これほど辺鄙な場所であったため、最近までここを訪れた西洋人は非常に僅かであった。ハンガリー人チベット研究家の()がこの地を訪れたのは1823年であるが、それがおそらく西洋人として最初であると思われる。しかも、パキスタン中国との国境紛争のため1974年まで外国人は立ち入り禁止にされてしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ザンスカール」の詳細全文を読む




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