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サイモン・ラトル : ミニ英和和英辞書
サイモン・ラトル
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


サイモン・ラトル : ウィキペディア日本語版
サイモン・ラトル

サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle, CBE, FRSA, 1955年1月19日 - )は、イギリス指揮者2002年9月よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を務める。
== 人物・来歴 ==
リヴァプール生まれ。幼い頃からピアノ打楽器を学び、イングリッシュ・ナショナル・ユース管弦楽団では打楽器奏者を務めた〔寺西基之 1996年〕。1971年にロンドン王立音楽アカデミーに入学し、指揮を学んだ。1974年、ジョン・プレイヤー国際指揮者コンクールに優勝し、ボーンマス交響楽団およびボーンマス・シンフォニエッタの副指揮者に就任した〔CD EMI TOCE-56099(ストラヴィンスキー「3楽章の交響曲」他)ライナーノート (2008年)〕。以後イギリスの主要なオーケストラを指揮し、1977年には、ヤナーチェクの『利口な牝狐の物語』を指揮し〔、グラインドボーン音楽祭に最年少でデビューした〔。
20代前半から既にヨーロッパ各地のオーケストラに客演し、様々なオーケストラからの主要ポストの申し出を受けたが〔、1980年に自国のバーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任した〔。ラトルの就任当時には決して国内的・国際的知名度が高いとは言えなかったこのオーケストラを、徐々に世界的なオーケストラに育て上げた〔〔渡辺和彦 1993年〕。1990年には同オーケストラの音楽監督に就任した〔。同団との来日も数度果たしている。一方、1979年にロサンジェルス・フィルハーモニックを指揮してアメリカ・デビューを果たし、1981年から1994年まで同楽団の首席客演指揮者となっていた〔。1994年、イギリス音楽界での貢献が認められ、30代の若さでナイトに叙された〔。1996年に放送されたテレビ番組『故郷を離れて』では、最も優れた芸術番組に与えられる BAFTA賞を受賞している〔。また、1999年にはバーミンガム市交響楽団との長年にわたる活動に対して "South Bank Show Awards" の "Outstanding Achievement" が贈られた〔。
2002年、クラウディオ・アバドの後任として、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督に就任した〔。ラトルはベルリン・フィルの若年層の聴衆および音楽人開拓のための活動である「Zukunft@BPhil」に取り組み、その一環として映画『ベルリン・フィルと子どもたち』を制作した〔ベルリン・フィルと子どもたち (2012年1月28日 閲覧)〕。こうした青少年育成活動は高く評価され、2005年にドイツの教育分野で権威ある賞であるシラー賞を受賞し〔、2007年にテレビ雑誌 "Hörze" から「ゴールデン・カメラ」を授与されている〔。一方でラトルは、古典音楽に対するオーセンティックな演奏に対しても活動の幅を拡げ、古楽の演奏団体であるエイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団に客演している〔。2004年のBBCプロムスでは、同団と共にワーグナーの『ラインの黄金』を演奏会形式で上演し〔、その後『ニーベルングの指輪』にも取り組んでいる〔。2012年7月にはロンドン五輪の開会式でロンドン交響楽団を指揮し、映画『炎のランナー』のテーマ曲を演奏、ローワン・アトキンソン演じるMr.ビーンと共演した。
2013年1月11日(日本標準時)、バイエルン放送が、ベルリン・フィルの首席指揮者を2018年をもって退任すると報じた〔Dirigent Simon Rattle 2018 ist Schluss in Berlin (バイエルン放送 ドイツ語 2013年1月11日 PDF)〕。ベルリン・フィルも1月10日の日付で2018年での任期終了を発表している〔Sir Simon Rattle will end his tenure as Chief Conductor in 2018 (ベルリン・フィル公式サイト英語版 2013年1月10日)〕。同年9月7日、イギリス高級紙『タイムズ』は、2018年にサイモンがロンドン交響楽団の首席指揮者に就任するだろうという見通しを記事にした〔Sir Simon Rattle tipped to take top job with the LSO (ザ・タイムス 2014年10月8日)〕。
2015年3月3日、ロンドン交響楽団は2017年からラトルが音楽監督に就任すると発表した〔Sir Simon Rattle appointed Music Director (ロンドン交響楽団 2015年3月3日 2015年5月9日閲覧)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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