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コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム : ミニ英和和英辞書
コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム[さん]
colistin sodium methanesulfonate
===========================
メタ : [めた]
 【名詞・形容詞】meta
スルホン酸 : [するほんさん]
 (n) sulfonic acid
: [さん]
 【名詞】 1. acid 
コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム ( リダイレクト:コリスチン ) : ウィキペディア日本語版
コリスチン[さん]

コリスチン(、商品名:オルドレブ)は、7つのアミノ酸からなる環状ペプチド抗生物質CAS登録番号
塩基性の陽イオン性界面活性剤であり、細胞質膜を傷害することにより殺菌的に作用する。グラム陰性菌に対して優れた抗菌作用を示し、緑膿菌感染症細菌性赤痢に対して有効。腎毒性、神経毒性が強いが、多剤耐性グラム陰性桿菌に対する最終手段として用いられる。2015年3月に日本で承認された。
== 歴史 ==
コリスチンは、1950年にライオン製薬(現ポーラファルマ)の小林細菌研究所の小山康夫、黒沢秋雄らによって、福島県掛田町の土壌中の芽胞桿菌Bacillus polymyxa var. colistinusが産生する物質から発見された。
日本では1951年に硫酸塩(硫酸コリスチン)が医薬品として発売され、1960年にはコリスチン誘導体ナトリウム塩のコリスチンメタンスルホン酸ナトリウムが発売された。また、米・ワーナー・ランバート(現ファイザー)に輸出されるなど、米国を始め海外でも医薬品として発売され使用された。
コリスチンは1960年代から1970年代にかけて用いられたが、副作用の頻度が高いこと、他により安全性が高い抗菌薬が開発されたことなどにより、その後日本では使用されなくなった。2015年、多剤耐性を有するグラム陰性菌に対する抗生物質として見直され、改めて希少疾病用医薬品として承認された。
近年、コリスチンは多剤耐性緑膿菌(MDRP)などの多剤耐性グラム陰性桿菌感染症に比較的有効な貴重な治療薬の一つとして欧米で見直されており、日本でも2010年10月に厚生労働省薬事・食品衛生審議会が多剤耐性菌への使用に限り許可する方針を固めるなど見直しが始まっている。
2015年、コリスチン耐性を持つ細菌が発見された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コリスチン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Colistin 」があります。




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