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コジ・ファン・トゥッテ : ミニ英和和英辞書
コジ・ファン・トゥッテ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


コジ・ファン・トゥッテ : ウィキペディア日本語版
コジ・ファン・トゥッテ

コジ・ファン・トゥッテ』(:)K.588 は、モーツァルト1790年に作曲したオペラ・ブッファである。正式なタイトルは(女はみなこうしたもの、または恋人たちの学校)。コシ・ファン・トゥッテと表記されることが多いが〔 音楽之友社・全音楽譜出版社では、現在も「コシ」を統一表記としている〕、イタリア語発音に近い表記は「コジ」である。
フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』に引き続いて、ロレンツォ・ダ・ポンテの台本に作曲された。初演は1790年1月26日ウィーンのブルク劇場。初演後まもなく皇帝ヨーゼフ2世が死去したため、10回ほどの上演にとどまった。
物語は姉妹の恋人である二人の男が、それぞれの相手の貞節を試すために互いの相手を口説いたら、二人とも心変わりしてしまった。どちらにも言い分がありそのまま認めあうしかないものだということ。タイトルの原語の意味は「 このように する すべての女性は」。『フィガロの結婚』の第一幕に出て来た台詞で、全てを仕組んだアルフォンソ(登場人物参照)が事態を収拾するために恋人たちに説いて聞かせる台詞でもある。
本作品は19世紀を通じて、内容が不道徳であるとして評価が低く、特にワーグナーは音楽面をふくめて酷評している〔三宅新三『モーツァルトとオペラの政治学』青弓社、2011年。〕。20世紀に到って再評価され、モーツァルトのオペラの代表作であると認識されるようになった。商業的には、『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』の3大オペラにこれを加えて4大オペラと呼んだり、さらに『後宮からの誘拐』を加えて5大オペラと呼ぶことがある〔 2012年現在、4大オペラと銘打った商品には、サー・チャールズ・マッケラス指揮のDVDセット(テラーク)、カラヤンやレヴァイン指揮の音源から編集したアリア集(グラモフォン)などが、5大オペラを銘打ったものにはショルティ指揮のCDボックス(デッカ)などが存在する。〕。
== 概要 ==
もともとアンサンブルの多いモーツァルトのオペラ作品の中にあっても、特別にアンサンブルの割合が多い(30曲中16曲が重唱)作品である。
フィオルディリージの各幕に一曲ずつあるアリアは、初演時の歌手の並外れた喉を反映して高度の技巧を要するが、全体を通じて二重唱から六重唱まで様々な組み合わせで作られたアンサンブルで進行する。登場人物が男女各三人という対称性を活用している。
この作品は、ステレオタイプな性格の登場人物という点で、いかにも18世紀のオペラブッファ的な作りである。しかし音楽はそれぞれの場面の登場人物の心理に対応して真に迫ったものになっており、ロココ風な人工的・遊戯的な性格を持つ台本を部分的に超越したものとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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