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グラフレックス : ミニ英和和英辞書
グラフレックス[らふ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラフ : [らふ]
  1. (adj,n) rough 2. (adj,n) rough

グラフレックス : ウィキペディア日本語版
グラフレックス[らふ]

グラフレックス(''Graflex Inc.,'' )は、米国カメラメーカーであり同社の主なブランド名でもある。報道向けの大型カメラの製造で一時期の市場を席巻した。
1881年にウィリアム・F・フォルマーとウィリアム・F・シュウィング〔『クラシックカメラ専科No.4、名機の系譜』pp.141-147。〕がフォルマー&シュウィングとしてニューヨーク州〔で共同事業を開始したのが起源である。1905年から1926年までは世界最大手のフィルム・カメラメーカーのコダック傘下にあった。
同社の製品では、1939年から発売された4×5in判やミニアチュールサイズ・3 1/4×4 1/4in判等のプレスカメラスピード・グラフィック(''Speed Graphic'' )、1961年から1970年の間に作られた4×5in判のプレスカメラスーパー・スピード・グラフィック(''Super Speed Graphic'' )等が世界的に知られる。これらは35mm版一眼レフカメラの性能向上と普及まではプレスカメラとしての需要が高く、1973年まで製造され続けたロングセラーで、日本でも「スピグラ」の通称で知名度が高く、製造終了したのちも愛用者が絶えない製品である。
1947年~1973年の間製造された「クラウン・グラフィック」は、スピードグラフィックから後部のフォーカルプレーンシャッターを省略し、4×5in判の国際規格ともなったワンタッチ着脱方式の「グラフロック」が採用され、ピントグラスからロールフィルムバックへの交換がワンタッチで行えるようになり、フォーカルプレーンがなくなった分、約40gほど軽量化され、リンホフマスターテヒニカに比べ極めて軽量・格安(約1/10)なためレンズボード国際規格のリンホフボードをグラフレックススピグラ用レンズボードに交換し、リンホフに比肩する安価な等価性能のテクニカルフィールドカメラとして愛用する写真家・写真愛好家が増大した。
また、グラフレックス規格フィルムホルダーは世界共通規格となり〔ただし相性問題はあり完全互換というわけではない。〕マミヤプレスG〔マミヤプレスシリーズは自社規格のプレスホルダーを採用していたが、例外的にプレスGのみはグラフレックス規格を採用している。また後のプレスユニバーサルは自社規格ホルダーに対応するMアダプターを外してGアダプターを装着することでグラフレックス規格ホルダーを使用することが可能となる。〕、マミヤRB67シリーズ、ホースマンの各種モデルが採用した。
== 沿革 ==
製造時期が長い製品に関しては、シャッター速度表などにある社名によりある程度製造年次を確定できる〔。
*1881年 - フォルマー&シュウィング創立〔。
*1890年 - 有限会社化し、フォルマー&シュウィング製造会社(''Folmer & Schwing Mfg. Co.'' )となった〔。この頃からカメラ、スタジオ用や暗室用備品の大手メーカーであった。
*1896年 - カメラ製造事業に乗り出す。サイクル・グラフィック製造。
*1898年 - 一眼レフカメラグラフレックス製造開始。
*1903年 - グラフレックス製造専門会社としてニューヨーク・フォルマー&シュウィング製造会社設立。
*1905年 - コダックと合併し〔ロチェスターに移転〔。ロチェスター・フォルマー&シュウィングと呼ばれることになった。
*1908年 - コダックの一部門になり、フォルマー&シュウィング・ディビジョン(''Folmer & Schwing Div. of Eastman Kodak Co.'' )に改組された〔。
*1917年 - フォルマー&シュウィング・デパートメント(''Folmer & Schwing Dept. of Eastman Kodak Co.'' )に名称変更した〔。
*1926年 - 独占禁止法による集中排除法により企業分割の結果コダックから独立〔し、フォルマー・グラフレックス・コーポレーション(''Folmer Graflex Corp.'' )設立〔。
*1943年 - 社名をグラフレックス・インク(''Graflex Inc.'' )に変更〔。
*1956年 - ジェネラル・プレシジョン・エクイプメント(''General Precision Equipments Co.'' )に吸収合併され、同社のディビジョンになる。
*1965年 - グラフレックスXL発売。
*1973年 - シンガー財閥に譲渡され、シンガー・グラフレックスとなった。
*1976年 - シンガー・グラフレックスは、カメラの製造権・最終モデルスーパーグラフィック知的財産権酒井特殊カメラ製作所に委譲。グラフレックスXLの製造権をカンボに委譲。
*1982年 - テレックス・コミュニケーションのディビジョンになった。2005年現在は電気機器関係のみを製造している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グラフレックス」の詳細全文を読む




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