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カズノコグサ : ウィキペディア日本語版
カズノコグサ

カズノコグサ(数の子草、学名:''Beckmannia syzigache'')は、水田周辺によく生える比較的小柄なイネ科越年草である。別名、ミノゴメ(蓑米)。
== 特徴 ==
地下茎は持たず、少数の茎が根元で束になって出る。茎は直立して、節ごとに葉を出す。葉は長さ約20cm、幅は約1cmで、真っすぐ上に向かって立つ。植物全体が明るい黄緑色をしており、つやはない。
春に穂が出る。穂は葉より上に伸びて出て、左右に交互に枝が出る。下の方の枝ほど長く、その基部はさらに枝を出すこともある。最初はどの枝も主軸に沿う形で上に向かい、全体としては披針形のまとまった形になる。成熟するにつれてややばらける。それぞれの軸には小穂が片側によって二列に並ぶ。小穂はやや軍配型で両端が膨らんだもので、イネ科の小穂としては変わった形をしている。
日本では北海道から九州までに分布し。国外ではシベリア東部から朝鮮、それに北アメリカに分布する。
カズノコグサの和名は、牧野富太郎が、いくつかの枝に着いた膨らんだ小穂が互いに密着して、全体として披針形の整った型になっている様子を数の子に見立てて名付けた。別名のミノゴメは、江戸時代の植物学者・小野蘭山が名付けたが、牧野富太郎によって「カズノコグサは食用にならないため、ミノゴメではない(ミノゴメは、平安時代の七草のうちの一つ「葟(みの)」のことで食用になる)。食用になるムツオレグサをミノゴメとするべきところを間違えてカズノコグサにミノゴメと名付けてしまった」と指摘し、カズノコグサと改めた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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