翻訳と辞書
Words near each other
・ エンブリヨ
・ エンブリヲ
・ エンブリヲン・ロード
・ エンブリー・リドル航空大学
・ エンブレイス
・ エンブレイス・ジ・エンド
・ エンブレマタ
・ エンブレム
・ エンブレム (曖昧さ回避)
・ エンブレムフレーム
エンブレム・ブック
・ エンブレル
・ エンブロイダリー
・ エンブー
・ エンブ語
・ エンプティスカイ
・ エンプティ・スカイ
・ エンプティ・スカイ (エルトン・ジョンの肖像)
・ エンプティ・セラ症候群
・ エンプティースカイ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

エンブレム・ブック : ミニ英和和英辞書
エンブレム・ブック
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


エンブレム・ブック : ウィキペディア日本語版
エンブレム・ブック

エンブレム・ブックエンブレム本寓意(詩)画集Emblem book)とは、16世紀17世紀ヨーロッパで発達した特殊なスタイルの図解入りののこと。通常、約100の絵とテキストの組み合わせからできている。
==概略==
当該のエンブレムが、視覚的なイメージなのか、添えられたテキストなのか、それともそれら2つの組み合わせなのかについては、研究者たちの意見は分かれている。最初のエンブレム・ブックと言われるアンドレーア・アルチャートの『エンブレマタ』は、はじめ未許可版が世に出た(1531年アウクスブルク)。その中の木版画はアルチャートが提供したものではなく印刷業者が選んだもので、アルチャートは絵入りでない写本の形式でテキスト(エピグラム)を配布していた。初期のエンブレム・ブック、とくにフランスの出版業者Denis de Harsyが出したものは、絵入りではなかった。しかし、時がたつにつれて、読者は絵とテキストの組み合わせを含むエンブレム・ブックを期待するようになった。1行またはそれ以上のテキストが添えられた木版画またはエングレービングから成るそれぞれの組み合わせは、読者を一般的な教訓を熟考しようという気にさせる(絵とテキストを両方一緒に読むことから)意図があった。絵はたくさんの解釈を生む。テキストを読むことによってのみ、読者は作者が意図した意味を確信することができた。
世俗的・宗教的両方のエンブレム・ブックはヨーロッパ大陸、とくにオランダベルギードイツフランスで大変な人気を博した。『エンブレマタ』の他には1593年出版のチェザーレ・リーパ(Cesare Ripa)の『イコノロギア(Iconologia)』が有名だが、これは厳密にはエンブレム・ブックではなく、博識な寓意集だった。
アタナシウス・キルヒャーのような、ヨーロッパの初期のヒエログリフ研究は、ヒエログリフをエンブレムと主張し、その寓意を想像力豊かに解釈した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「エンブレム・ブック」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.