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ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン : ミニ英和和英辞書
ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン[おーまん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
オーマン : [おーまん]
 (n) Oman (p), (n) Oman

ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン : ウィキペディア日本語版
ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン[おーまん]

ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインWillard van Orman Quine, 1908年6月25日 - 2000年12月25日)は20世紀アメリカを代表する哲学者論理学者のひとり。分析哲学の伝統の正当な継承者であるが、哲学概念分析ではないという考えの主たる提唱者でもあった。母校であるハーバード大学哲学数学を教えた。主要な業績に『経験主義の2つのドグマ』があり、分析命題総合命題とを区別できるとする論理実証主義がはらむような経験主義を批判し、個別の命題だけでは経験によった確証は得られない(確証されるのは命題体系全体である)とする確証の全体論(ホーリズム)を提唱した(参考:デュエム-クワイン・テーゼ)。『ことばと対象』ではさらにこの立場を発展させ、有名な翻訳の不確定性テーゼを導入した。
== 生涯 ==
オハイオ州アクロンで育った。父は工場経営者で、母は学校の教師だった。1930年オバーリン大学で数学と哲学で学士号を取得し、1932年にはハーバード大学で哲学の博士号を授けた。指導教官は、アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドだった。のちハーバードのジュニア・フェローに選ばれ、4年間、教育を行う義務を免除された。1932年から1933年の間に、フェローシップのおかげで、ヨーロッパを旅しアルフレッド・タルスキーをはじめとするすぐれた論理学者やルドルフ・カルナップのようなウィーン学派のメンバーたちと交流する機会を得た。
タルスキーが、1939年秋にケンブリッジで開かれた科学の統一会議に招かれたのは、クワインの紹介を通じてだった。会議に出席するために、タルスキーはナチス軍ポーランドを侵攻する前にグダニスク(ポーランド北方の都市)を離れ、アメリカに渡った。タルスキーは第二次大戦を生き延び、その後44年間アメリカで仕事を続けた。
第二次大戦中、クワインはブラジルポルトガル論理学の講義を受け持った。1942年から1946年にかけてはアメリカ海軍の諜報部で働き、少佐まで昇進した。1956年から1978年までハーバード大学のエドガー・パース哲学教授職をつとめた。
ハーバードの彼の研究室は、ドナルド・デイヴィッドソンデイヴィッド・ルイスダニエル・デネットギルバート・ハーマンダグフィン・フォレスダール王浩ユーグ・ルブランヘンリー・ヒズ など、多くの著名な哲学者を輩出した。また最初の教え子の一人に、鶴見俊輔がいる。
クワインは「わが人生の時(The Time of My Life)」(1986年)という自伝を書いており、その生涯について詳しく知ることができる。またクワインは荘厳でウィットに富む英語の詩をよく書いた。彼には言語の才能があり、フランス語やスペイン語、ポルトガル語やドイツ語でも講義することができた。しかし、論理実証主義者たちと同様、過去の大哲学者たちにはほとんど何の興味も示さなかった。哲学史の授業でヒュームについて教授したのが、唯一の例外だった。甥のロバート・クワインはギタリストである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン」の詳細全文を読む




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