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アルタシェス・カリニャン : ウィキペディア日本語版
アルタシェス・カリニャン

アルタシェス・バラシエヴィチ・カリニャン(、〈アルタシェス・バラシイ・カリニアン〉1886年11月11日 - 1982年5月29日)は、ソビエト連邦アルメニア政治家人文学者文芸評論家。本名ガブリエリャン (〔、)。
== 生涯 ==
アルタシェス・カリニャンは1886年11月11日ユリウス暦10月30日)に、ロシア帝国バクー県ので、石油業界に勤務する父のもとに生まれた〔。
バクーのギムナジウムで初等教育を終えてからは、学生運動やストライキに積極的に参加し、『ナバト』(ru) 誌の編集に関わった。1905年から1907年にかけては『嵐』や『声』といったボリシェヴィキ系のアルメニア語新聞の編集にも関わり、「レヴォン・ブルチャン」の筆名で「単一党の進化」「我々の最新の無政府主義者たち」といった著名な記事を書いた〔。1906年には「ブルータス」の筆名で、マクシム・ゴーリキーの戯曲『』を扱った文芸評論『文学と人生』を処女作として出版した〔。
同年にカリニャンはサンクトペテルブルク大学法学部へ入学し、1910年に卒業した〔。在学中の1907年から、ロシア社会民主労働党の党員となっている〔。同年に他の学生らとまでウラジーミル・レーニンの演説を聞きに行き、その際にステパン・シャウミャンアリョーシャ・ジャパリゼ、、イヴァン・フィオレトフサルキス・カシヤンメシャジ・アジズベコフといった、『バキンスキー・ラボーチー』紙や『』紙で活躍する革命家らと知り合った。1908年から『カフカース労働者新聞』編集者、大学卒業後の1911年から『新しい言葉』誌の編集者となり、カリニャンの文章は『プラウダ』紙にも掲載された〔。
1913年に、カリニャンはボリシェヴィキでの革命活動を理由としてツァリーツィンで逮捕され、1917年二月革命までをサンクトペテルブルクで過ごした〔。同年秋にバクーへ送られ、『労働者』『イズベスチヤ』各紙のバクー軍事ソビエト部門編集長となり、バクー・ソビエトの執行委員にも選出された。翌1918年4月15日にボリシェヴィキによるバクー・コミューンが発足すると、カリニャンはその法務委員に任命された〔。コミューンが崩壊してからはモスクワへ移り、1920年まで民族問題人民委員部のアルメニア人部門で働き、『赤旗』『コミュニスト』各紙の編集・発行に関わった〔。
1921年にカリニャンは党の指令によってアルメニア社会主義ソビエト共和国に送られ、同国の法務人民委員に就任した。同年から翌1922年にかけても、トルコアメリカなどで、アルメニア人ディアスポラ問題の処理に関わった〔。翌1923年から1924年までアルメニア共和国中央執行委員会副議長を〔、1925年から1928年まで中央執行委員会議長を務めた〔。1932年から翌1933年まで党ザカフカース委員会歴史研究所所長を、1933年から翌1934年までアルメニア共和国教育副人民委員を務め、アルメニア共産党中央委員会のメンバーにも選出された〔。
1940年からカリニャンは学術分野で活動するようになり、1941年から1965年までアルメニア共和国科学アカデミー文学研究所上級研究員、1965年から1982年まで歴史研究所 (hy) 上級研究員を務めた。1953年文献学のを取得し、1956年にアルメニア共和国科学アカデミーの会員へと選出された〔。1960年から1963年までアカデミー社会科学部門の学術秘書、1963年から1965年までアカデミー副会長代行も務めている〔。1961年からは再びアルメニア共産党中央委員会メンバーに選出され、同年には附属の文学・芸術分野におけるレーニン賞選定委員会のメンバーにも選ばれている。
カリニャンは1982年5月29日に、95歳でエレヴァンで死去した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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