翻訳と辞書
Words near each other
・ アルザオ
・ アルザクレイグ島
・ アルザクレッグ島
・ アルザシア (小惑星)
・ アルザス
・ アルザスの青い空
・ アルザスの風景
・ アルザスドイツ人
・ アルザスドイツ語
・ アルザスワイン
アルザス・ドイツ人
・ アルザス・ドイツ語
・ アルザス・ロレーヌ
・ アルザス・ロレーヌ共和国
・ アルザス・ロレーヌ出身者の一覧
・ アルザス・ロレーヌ鉄道
・ アルザス・ワイン
・ アルザス人
・ アルザス地域圏
・ アルザス地方


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

アルザス・ドイツ人 : ミニ英和和英辞書
アルザス・ドイツ人[ひと]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ドイツ人 : [どいつじん]
 (n) German person
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

アルザス・ドイツ人 ( リダイレクト:アルザス人 ) : ウィキペディア日本語版
アルザス人[あるざすじん]

アルザス人アルザス語: , アレマン語: , 標準, )とは、フランス中東部のアルザス地方に住むアルザス語を話すドイツ系アレマンの民族。アルザス・ドイツ人エルザス人とも呼ばれ、ドイツ系フランス人の大部分を占める。
==概要==
アルザスの中心都市はストラスブール(ドイツ名シュトラスブルク〔その語源はドイツ語で「街道の街」であり、交通の要衝として栄えた。〕)である。
いまではライン川をはさんでドイツと国境を接しているこの地域は、元来ドイツの前身である神聖ローマ帝国の支配下にあり、フランス領になったのはスペイン継承戦争以後である。これ以降、アルザス人は『ブルボン家に仕えるドイツ人』と呼ばれるようになった。
フランス領になってからは「フランス化」が進められたが、普仏戦争でドイツに再統合された(このときのエピソードとして、かつてはフランス語に変わってドイツ語が強制されたとアルフォンス・ドーデの短編小説『最後の授業』が例に取り上げられることがあった。しかし、アルザス人が用いる言語アルザス語はドイツ語の方言もしくは標準ドイツ語と極めて近縁な言語であり、実際にはフランス政府による国民統合推進の犠牲となり、アルザス本来のドイツ文化が抑圧されてきた。そのため、この作品はアルザスの実態を示すというよりも、反独民族主義的なイデオロギーを含む作品と考えられている)。
しかし、140年も及ぶフランス支配の帰結として、他のドイツ人とアルザス人との間には文化的・政治的意識のズレが生じ、ツァーベルン事件を機にドイツ人に侮辱されたアルザス人自身はドイツを完全な祖国と見なさない場合が多くなった。他のドイツ人からはアルザス人はフランス文化に汚されていると見なされ、アルザス人は徐々に他のドイツ人と違った独自のアイデンティティーを模索するようになった。
第一次世界大戦後、アルザスは再びフランス領となったが、第二次世界大戦においてナチス・ドイツはアルザスを奪回し、一時的に支配下に置いた。しかし、ドイツの敗戦と共にアルザスは再々度フランス領となり、今に至る。
このように度々フランスとドイツの紛争地となったこともあり、アルザス人の間には国民意識というより地域意識といえるような独自のアイデンティティーが形成されていった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アルザス人」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.